嵐がデジタル配信を始めた理由
最近、あまりにも「なんで嵐ってデジタル配信始めたんだろうね?」という質問を受けることが多いので、嵐を取り巻く環境を見ていて私なりに「こうじゃないかな」と考えた理由を書きました。
私が考えるに、理由は3つあります。
①ファン層の拡大
デジタル配信にすることで、
・CDなんて買ったことない、音楽はデジタルで聴いてる、という人
・海外在住の方など、音楽がCDという媒体だと輸送費で割高になってしまう人
が嵐の楽曲を手にとりやすくなります。
具体的には若い世代・海外の方でしょうか。
CDを買うことに何らかの抵抗があり、今まで「嵐に興味はあるけど、わざわざCDを買うほどではない」と思っていた人に嵐の曲を届けるのにデジタル配信は最適な手段であると言えます。
この理由は、多くの方が理解しているのではないかと思います。しかし、これしか見えていないと、「新しいファンのことだけ考えて、ずっとファンだった人のことは考えてないの?」というふうに思えてしまいます。しかし、そうではありません。嵐の行動には、まだ理由があります。
②あと数年の間にデジタル配信にしたいなら、今しかない
おそらく、音楽業界におけるこれからの数年を見通したとき、CDだけを売り続けるという戦略は無理があると思います。この先音楽はほとんどデジタル配信になるか、CDが残ったとしてもそれはあくまで少数派で、デジタルで聴く人が多数派になるでしょう。だからほぼ全てのアーティストが、ここ数年の間のどこかでデジタル配信にしようと、タイミングを伺っています。
この数年のうちにデジタル配信を始めた方がいい。それは全てのアーティストに言えることだと思います。
嵐のファン層の音楽の聴き方を考えると、デジタル配信にするのはあと数年先がベストだったかもしれません。しかし、現状では嵐には期限があります。休止が無期限である以上、数年後に嵐の曲がデジタル配信されているようにするためには、嵐が活動している今、配信しておくしかないのです。
嵐は数年後の、休止中の間の嵐ファンが嵐の曲を楽しみやすいように、全シングル、アルバム曲をデジタル化してくれたのではないかと思います。
休止中にファンになってくれる人が嵐を楽しみやすいように、というのももちろんあると思います。
私は2021年以降も嵐の布教する気満々なので、デジタル配信は本当にありがたい。特にサブスクの人にとっては、「試してみたい」と思ったときCDよりデジタルの方が明らかに手に取りやすいので。
③CDよりデジタル配信の方が、早く届けられる
これも上記の理由と同じで、嵐が2020年いっぱいで無期限で活動休止に入ってしまうことを前提に考えて欲しいのですが、嵐が今やりたいことは、2020年中にやり終えなければいけないのです。復活もあり得ますが、いつになるかわかりません。現状、嵐での活動にはタイムリミットがあるのです。その中で届けたいものを全て届けるためには、一つの作品にかける時間を短縮する必要があります。「出来上がったら届けよう」などといった悠長なことは言っていられないのです。
その点、デジタル配信はCDより「作りたい」と思ってからお客さんの手に届くまでの期間が比較的短くて済みます。様々な工程が違うからなのですが、1番わかりやすい理由としては「配信なら配送がいらないから」でしょうか。
嵐がこの状況下でデジタル配信を選んでくれたのは、今いるファンのことを1番に考えて、やりたいと思ったことを休止前までになるべく多く、ファンに届けるためではないかと思います。
以上が、私が考える、「嵐がこのタイミングでデジタル配信を始めた理由」です。
他にも、私がまだ見えてない理由もあるんじゃないかと思います。
嵐はとても頭がいいし、先が見えていて計画的だと思います。
ここまで読んでくださった方の中で、デジタル配信でまだ聴いたことないという方、聴いてもYouTubeのMVだけという方、ぜひ今すぐ配信の曲を聴いてほしい。
嵐の配信しかしてない曲はどれも、MVを見ながら聴いた時と何も見ずに曲だけ聴いた時で印象がだいぶ違うので。
個人的には、A-RA-SHI:Reborn(https://music.apple.com/jp/album/a-ra-shi-reborn/1498271854?i=1498272217) が1番、MVありで聴いた時とMVは見ずに曲だけ聴いた時で印象が違いました。
まだ嵐はそんなに聴いたことなくてこれから配信で聴いてみようかなという人、ぜひ目についたものから聴いて欲しい。
嵐の曲はどれも本当に素晴らしいので!!リリース順に関係なく、嵐の曲に出会う順番を自分で選べるというのは、すごく贅沢なことだと思います。
もう全部聞いた皆様!Rebornのvol.2(あるよね?)すごく楽しみですね!!vol.1聴いてから俄然期待が高まりました。
それでは皆さま素敵な嵐ライフを!