「美しい」を定義する前に世界が美しいものであふれて困る

わあ好き!と思った事を書き殴るための場所です。書いた私も「正しさ」は信じていません。

流れ星に手を伸ばし掴まえるその日まで

あああああああああ(幕間の悲鳴)あああああああああああいああああああああああああああいあああああああ(終演後の悲鳴)

 

お久しぶりです。Endless SHOCK本編博多座公演の感想です。

久しぶりに本編見たけどしんっど…

私がヒロミツバージョンのSHOCKを見て刺さったことをひたすら書きました。あらすじなどはないのでご了承ください。ノリだけで書きました。

(後日加筆修正しましたが、ほぼそのままです。にしては投稿の時差あるやんけというツッコミはなしでお願いします。)

では。

 

 

ヒロミツに見え隠れするコウイチ

ヒロミツの声が心なしかコウイチに似ているせいで余計にしんどい…コウイチが2番手に生まれてたらこんなだったかなとか思ってしんどい。背格好がわりと近めで声が似ている北山くんが演じるからこそ余計に心にくるシーンめちゃくちゃあったぞ…

 

オーナーの良さ

かほさんのオーナーめちゃくちゃいい!!ほんとにお母さん、マリア様のような感じ リカとオーナーの親子がキラッキラ過ぎて眩しい

 

流れ星

満点の星空の下で「あの星に手を伸ばし捕まえるその日まで」って歌うから、星空の星の一つを見てるのかなって思ってたらさ、流れ星流れた瞬間に「あの星に手を伸ばし」って歌うじゃないですか。流れ星を掴みたいんだよコウイチは。何百光年先だとしてもずっと前に進み続けていればいつか届くかもしれない遠い星じゃなくて、今まさに消えゆく流れ星を望むんだ。そして本当に、流れ星のような人生を辿るんだ。眩しすぎるほどの光を放って、みんなの願いを一身に背負って、燃え尽きる。ねえ、こんなの流れ星の一生だよ。この世界のコウイチは1番の光じゃなくて一筋の光なの?しんっど…

 

ヒロミツのポテンシャル

ヒロミツダンスうますぎないですか!?めちゃくちゃ踊りがうまい…そして余裕がある。今までのライバルは結構無我夢中というか一心不乱に全てを捧げて演じるタイプが多かった気がするんですが(気がするだけかもしれませんが)ヒロミツは体力的にも、精神的にも余裕がある。今やってることで精一杯にならずに、先を見て全体を見て今をこなすタイプ。つまり、「どんな時も理性が残っている」タイプ。ライバルとしてこの方向性で行くと決めたこと、本当にすごい。とんでもないことをやってのけたなと思います。もちろん北山くん本人がそういう人だってこともあるかもしれないけど、にしても冷静に見る目があるとライバル役ってほんとにしんどいと思うから。

 

Solitaryしんど

ソリタリーの始まり、ヒロミツだけ去り際のシルエットが見えるの、あれ何!?!?前からあんな演出だったっけ?席の関係でそう見えただけかな?とにかくコツコツという靴音でやってくるコウイチのシルエットと去りゆくヒロミツのシルエットの対比が綺麗で綺麗で残酷で。見ながら気が狂うかと思いました。

ソリタリー、なんで孤独かって1人だけ手袋してないからなんだよな。でも手袋すると衣装も派手だから派手すぎて逆に浮いちゃうんだよな。トップスターとして人より派手な衣装を着て真ん中で踊るってことは、みんながお揃いでしてる赤の手袋をはめられないってことなんだよな。ああもうこれこの作品の軸だよな…

SHOCKという作品で縦の糸が「Show must go on」だとしたら、横の糸は「スターとはなんぞや」だと私は思っていて。トップとして、座長として、代表として、責任者として、1番才能があるものとして、センターとして、リーダーとして、コウイチとして。何が変わっていて何が普通で何が違って見えるのかが浮き彫りになるんですよね。堂本光一の描く、その描写が私は好きで好きで。

星の放つ眩い「光」を名前に持つコウイチは、流れ星を求めてトップスターの道を生き抜く。いや構成が綺麗すぎるだろ…さすがロマンチストですよ…

 

チームUSA

チームUSAがいる…!いる………!わたし、チームUSAのダイナミックな踊りが大好きで。ワンデイの下のダンサーチームにはチームUSAの踊りが欲しいと思う派なので帰ってきてくれてほんっとうに嬉しかった。彼らは「楽しそうに踊る」のがめちゃくちゃ上手いなと思う。オンのショーでの楽しそうっぷりったら半端ない。コウイチのカンパニーは、歌い踊る楽しさを責任感が越してしまっている(もちろん役として)人も多くいるけど、その張り詰めている感じがチームUSAとの対比でめちゃくちゃ伝わる。

 

私たちもSMGO

久しぶりに本編を見たら一時停止したいところが多すぎて無理でした。「ちょっと待って」「リピらせて」と観客がこんなに強く、何度も願うのに無慈悲にショーは進んでいく。誰も立ち止まっちゃくれない。あのシーンって…なんて考えようものなら2、3シーン進んでる。立ち止まったやつは!!!!!!そこで置いていかれるのかよ!!!!!!!!!!!!あれ、聞いたなこれ… はっ、つまりこれがShow must go onの体感!?私は今この舞台の軸であるShow must go onを肌で感じてるってわけ!?!? 

なんて冗談は置いておいて、でもまあ観客にとってもShow must go onは事実だよなあと思いながら見てました。初SHOCK体験時、情報量と感情の起伏の多さにキャパオーバーになったあの感じを思い出しました。いやこれが本編!これが!これが本編!!!!懐かしい!!!帰ってきてくれてありがとう!!!!

eternalはわりと(SHOCK本編と比較すればですが)ストーリーも演出もさらりとまとめられていて、時間も短いのもあって受け止め切れることが多いのですが、本編はもう…私が3人必要。3人でも足りないかもしれない。それくらい密度がとんでもないです。

 

本編だけの良さ

本編といえばオープニング!あの光をバックに立つ堂本光一のシルエット!!!!!!!!最高!!!!!!見えた瞬間めちゃくちゃスタンディングオベーションしたかった。(早い)

本編といえばこれでしょ!!!!!あの瞬間だけはコウイチじゃなくて堂本光一だと感じてしまう。なんなら「エンターテイナーの条件」って浮かんでくる。あのカッコ良すぎる「お出まし」感が本当に本当に大好きで。また見れてよかった。大好きなシーンです。

 

ドアラ大好き

SHOCKで1番好きなパフォーマンスはデドアラです。あの曲と踊りと衣装と照明と演出、全てが大好きです。デドアラだけは、ストーリーの流れを忘れて「今日も最高なデドアラをありがとう…」と拝んでしまいます。この日のデドアラも至高でした。ありがとうございます。

 

席…!

席が!!!!席が良かった話をしてもいいですか??博多座の二階席のセンターの2列目だったんです…!!!!フライングのコウイチ様が近い近い。えっっっそこにいるけど??ペットショップで見かけるワンちゃんより近いけど???(体感)

ラダーフライングは近いことを覚悟していたので「来るぞ来るぞ来るぞキター!!!!!!」的な感じで楽しめたのですが、冒頭のピーターパンフライング(勝手に命名すな)はあんな近くに来ると思ってなかったので近さに卒倒しそうになりました。キラキラの照明を浴びて舞台上よりワントーン明るく輝く、フライング中のコウイチの髪…美しかった…。偶然かもしれないんですが二階席に近かったときは必ず客席に背中を向けていたので、もし感染対策ならフライング中でも完璧に体の向きコントロールしてる堂本光一何者!?となりました。いやでも堂本光一ならやりかねない…さすが…

 

ヒロミツについて考えたこと

そうそう、今回はライバル以外にもcontinueのコウイチが見えて(感じ取れて?)いるようで意外だったし胸熱でした。

今まではライバル以外のみんなってコウイチがそこにいようと見向きもしない、というか“そこ”にはいなくても僕らの心の中にはいるもんね!みたいな顔をしていた(ように感じられた)のですが、今回はみんなも振り返っていたりいることを意識した動きがあったような気がする。

私は個人的にeternalで描かれる三年の間に伝えたいことがあった人にだけcontinueのコウイチが見えるんじゃないかと思っているのですが、この世界のコウイチはみんなに伝えたいことがあったんだな…と思ってしまった。最後のショーでエンターテイナーとして思いを晴らしただけで天に登れるわけじゃなく、「人間」としてみんなの心の中にコウイチがいて、コウイチの中にみんながいたんだな…そしてそれは何よりもヒロミツ、君のおかげだろうな…

ヒロミツはいい意味で普通で、等身大で、ど真ん中からブレない。だからこそ、カンパニーのみんなの中に“ヒロミツ”がいる。みんなは自分ごととしてヒロミツの気持ちがわかる。ヒロミツが怒るとき、カンパニーの皆は怒り、ヒロミツが動揺する時、カンパニーの皆は動揺するのだ。

これはぶっ飛んだ極論だけれど、なんならヒロミツなんていないのかもしれない。みんながちょっとずつ感じながらも見ないふりをして押し込めていたコウイチに対する不満や暗い気持ちを集めてできたのがヒロミツだったのかもしれない。自分の中には「コウイチはすごい」「コウイチについて行きたい」という思いしかないはずなのに、いくら振り払ってもついてくる「でも」「だけど」が積もって生まれた存在なのかもしれないなあ。だってヒロミツがしたこと全て、カンパニーの総意に見えてしまうんだもの…。

だから、ヒロミツへの未練を晴らすということはカンパニーのみんなへの未練を晴らすことだったのかもしれないなあ、だからcontinueでみんながコウイチを感じ取れたのかなあ…なんて思ってしまった。

 

 

 

 

とにかく楽しかったです。本編大好きだー!博多座初めて行ったけど最高だー!! 

行けて本当によかったです。SHOCK観劇後のえもいわれぬしんどさが好き。世界にEndless SHOCKという作品がある限り、できるだけ足を運ぼうと決意を新たにしました。

 

本当にありがとうございました!!!!!