「おめでとう」までの軌跡①
ほう。二宮くんが結婚。ほう。
今は11月13日午前7時半。
昨夜、二宮和也が結婚を発表しました。
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これは、発表から次の日までの私の感情の道筋です。今はこう思っていないところもあるけど、リアルな印象を残しておきたいのでそのまま載せました。
※ネット記事の文章に触れています。読んでいない人はご注意ください。
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最初に知ったのはよくわからないネットニュースでした。まあこんなの良く出るし、あんまり気にしてなかった。ただ、最近二宮くんのニュースは全部お相手が一緒なので、結婚するとしたらこの人なんだろうな、という覚悟はできた。
あと、「確かに、週刊誌売る側からしたら今現在の嵐って最高の市場だよなあ、しょうがないか。」と思いました。
沢山の人の関心を集めてて、大仕事をたくさん控えてて、今盛り上がってる最中で、他に特に騒がれてる噂がない。どうせいつか出るのなら、今狙われても仕方ない。休止中には誰か結婚するだろうし今回のニュースで耐性つけとこ。
そんな風に思ってました。
しかし、その数時間あと他の媒体からもニノ結婚のニュースが流れ始め、Twitterでも「ガチか」「FCにコメントある」というツイートを見かけるようになり、「お?これは???」と思ってFC見に行きました。
ありました。
直筆の結婚報告が、そこにはありました。
ほお。
ほうほう。
ついに結婚か!!!!!!
正直に言うと、その時私にあったのは「驚き」と「喜ばなければいけない使命感」でした。
えー!まじか!びっくり!喜ばしいことなんだよね?ちょっとびっくりしすぎて感情が湧かないけどこれは喜んだ方がいいんだよね?じゃあ喜んどこ!わーーーーい!!!
…そんな感じでした。
従って、結婚を知った直後、私の口から出たのは「二宮くん結婚!!やったー!おめでとう!!!」でした。
言葉だけ見ると心の底から喜んでるようだけど、実際は「無」でした。
とりあえず咀嚼できてなくて戸惑いしかなくて。
感情を抱くよりも先に、
”多分、戸惑いが終わったあと最初に抱いた感情がこれから先の「私の二宮和也の結婚に対する感情」になるんだ”
と本能的に察知しました。だったら無理矢理にでも「喜び」「祝福」に着地させねばなるまい!じゃないと後が辛い!
そう思って形からでも喜ぶことにしました。
いや、それは語弊があるな。胸の内のいろんな感情のうち、「おめでとう」の感情だけ栓を外して外に解き放った、というのが正しい表現です。様々な感情が渦巻いていたけど、「やったね!」「おめでとう」という感情だけ、発することを自分に許したんです。祝う理由なんて後付けでした。
考えようと思えば二宮くんの結婚が喜ばしい理由なんていくらでも見つかるんです。「幸せになれる」「生活を支えてくれる人を得られた」など。
あの時の「おめでとう!」が心からの言葉だったかというと自信がない。暗示だった気もするし、でも捏造したわけではなく、私の心に確かにあった感情のうちの一つです。
祝福が全てではなかったけど、祝福だけを書いていた、というのが正しいかな。
基本的にネガティブな感情よりポジティブな感情の方が即時に出てきやすいし言語化もしやすいので、ニュース直後の呟きは「おめでとう」で満ちていました。
ようやく詳細まで飲み込めて来て、はたと気づいたのは
「結婚報告に相手の名前がない」
「休止中じゃなく今なんだ」
「コンサート2日前じゃん」
ということでした。
逆に言うと、その時までそこらへんのことには気付いていなかったんです。何という脳のキャパの狭さ。
その頃にはもう様々な意見が出ていましたから、色々見て、とりあえず一つ目については「お相手は芸能界を引退した一般人だから名前は載せない」ということがわかりました。
でもなあ。わかり切ってたかもしれないけど誰だか言って欲しかったなあ。確証が欲しかった。公的な事実として聞きたかった。
2つ目。「休止中ではなく活動中の今、なぜ」について。
これは大荒れに荒れていました。
「休止前のこんな変なタイミングでするってことはデキ婚か」「ファンのことを考えてない」「休止してから結婚したら休止を狙ったって言われるんだろうね」
などなど。
確かに嵐は何にも言ってないけど、私が勝手に嵐の結婚は休止してからだと思っていたので、個人的にも衝撃でした。
私がいろんな意見を眺めてぼんやりと考えた結果、思ったのは
「休止を結婚のためと言われないようにするため」
「嵐を結婚の足かせだったと思われないようにするため」
かなあ、ということでした。
あ、あとは
「むしろどうせ結婚するのなら5人とも活動中にしちゃってくれ、その方が二宮くんが活動中に結婚した意味がわかる。」
とも思いました。
記事にも「5人とも交際相手がいる」って書かれてたし。(あの文章も何気に衝撃でかかった)
このタイミングを選んだ理由についてだけは、二宮和也自身に言及していただきたい。現時点で二宮くんは発表後まだ公の場に出てないので彼の動向待ちですかね。
少なくとも、活動中か休止中かなんて関係なく時期を決めたなんてことは二宮くんに限ってあり得ないと思ったので、「何かはわからないけど何らかの意図はあるんだろう」ということは最初から揺らがずに思っていました。
3つ目、「何でコンサート2日前」について。
これは私の中で「意図が何かはわからないけど、活動中に報告しなければならない意図が何かあったんだろう」という結論が出てから考え始めたので、活動中に報告したいという前提で考えました。
で、とりあえず今年の嵐のスケジュールを調べたら、コンサート(と紅白)から6日以上空いている日なんてなかったのでまあしょうがないかと思いました。嵐激ヤバスケジュールじゃん…
来年は海外コンサート国立ライブににオリンピックもあってもっと立て込んでるんでしょう…?あくまで休止前に発表したいとなれば、「発表して欲しくない日」から遠い日なんてもう嵐には存在しないんじゃない、と思ってどうでも良くなりました。
後、私は特に思わなかったんですけど
「何であの人となの」
というのもありました。
荒れに荒れていましたね。
まあそもそも二宮くんのプライベートに関して共感できたことなんて一つもないので、そこに関しては私は何とも思わなかったというか。
だって、私は
彼が豆腐で喉を焼き始めた時も!!!!!
服を着てお風呂に入り出した時も!!!!!
ゲームと出前で休日を過ごしていた時も!!!!!
何一つ共感できなかった!!!!何が良いのかわかんなかった!!!!!
二宮くんがそれを良いと思っていることは理解できても、それが私の趣味嗜好や価値観と一致したことなんて一度もなかった!!!!!!
それでも、「全然理解できないけど二宮くんが良いならそれで良いんじゃない、そのままやれば」っていうスタンスでずーーーーーっときた!!!!!
今更、結婚相手の選択という「趣味嗜好と価値観の極み」みたいなものについて共感できるなんて思ってなかったよ!!!!!
あなたが本気で選んだものは、大衆には理解されにくいってことを知っているから!!!!!あなたがあなたの好みだけで選んだものは独特だってこと、長く見てきてわかっているから!!!!
今回めちゃくちゃ反対されてるのを見て「ああ、二宮くんは本気でこの人のことを好きなんだな、妥協なくこの人を選んだんだな」って思ってしまうわけですよ!!!!!!
よかったね!!!!!!
二宮くんとうまくやっていける人と出会えてよかったね!!!!
なので、「二宮くんなんであの人にしたの」とは思いません。ただ、本気で選んだんだな、とそう受け止めています。
お相手に関して私がいくら嫌いであっても、それで二宮くんが幸せになってくれるならいいじゃない、と思います。
私自身はお相手そんなに嫌いじゃないし。というか、私が嫌う前にネットで過剰に嫌われていたから、私が嫌う暇なんてなかったというべきか。私の天邪鬼がこんなところで発揮されるとは。
匂わせ?も私は元の記事を自分の目で一切見ていないからあまり現実味がなかったし、ファンに向けられたものだとも思わなかった。
だから私がその記事を好ましいと思おうが思うまいが、激烈な怒りをむけるべき言動ではないと思った。はあ、そういう人もいるんだなあ。で終わってしまった。
変わってるんですかね、私。
私は、二宮くん自身が発したものについて特に気分を害することはありませんでした。結婚したのか。私が口を挟めることではないけど、できたら祝福したいな。
それよりも、二宮くんに明確な憎悪を躊躇うことなく向けている世間が、ネットが辛くてしょうがなかった。当たり前のように罵詈雑言が蔓延して、二宮くん側も、二宮くんの決断を応援したいと思っている人も、ただひどい言葉を受け続けるしかない時間。それが一番辛かった。
あの時期、私に見えていた二宮和也は、「結婚してしまった二宮和也」でもなく「あの人を選んでしまった二宮和也」でもなく、「たくさんの人に嫌われている二宮和也」でした。
アイドルでいるからにはみんなから好かれていて欲しいし、「みんなに嫌われてるけど、それでも私はこの人のことが好きなんだよー」って主張するのは、何気にすごく体力を消耗することなんです。だから発表後はかなり疲弊しました。
私は「みんなから好かれている嵐」「みんなに愛されている二宮和也」が好きなのだと思う。だから、彼がしたことや5人がしたことどうこうということではなく、二宮和也がたくさんの人から愛されなくなった時、私が二宮和也を好きでいるのはとても辛かった。
「二宮和也が二宮和也である」というだけでは私は二宮和也を愛せないのだな、ということを今回知りました。
私の好きな人が世界から愛されていて欲しい。ヲタクの根本かもしれない。
あと、今朝メンバーのコメントを見て胸がヒュッとなりました。
まず、翔くんと相葉くんの2人しかコメントを出していないこと。2人のコメントの中に「嵐としての祝福」がなかったこと。あくまで「幼馴染」として結婚を祝っているかのような文章だったこと。
これらを総合して私の寝ぼけた頭で考えたのは、「この結婚は“嵐としては”祝えないってことなの…?」ということでした。
嵐のことだから、もちろん5人で話し合って先を見通して今回ニノの結婚に至ったんだと思うんだけれど、結婚してからの二宮くんが嵐に愛されている様子をまだ見ていないので信じきれずに辛い。
あ、さっき「結婚は祝うべきだと思って」というニュアンスのことを少し書きましたが、あれはあくまで私個人の場合の話です。
アイドルの結婚は「おめでとうと言わなければならないもの」ではないと思います。
「おめでとうと言えた方が圧倒的にファンが楽なもの」というだけで。
落ち着いてるつもりでいたけど、食べる量は確かに減っていたし、報道以来嵐の曲を一回も聴いていないことに気づいたので、なんらかのショックは受けていたし、「まだ嵐と正面から向き合いたくないな」と思っていたのだと思います。
「こんな嵐と向き合いたくない」
それが正直な感想だったかもしれません。
今、真正面から向き合ったら、多分私は嵐のことを好きでいられなくなると思うから。
現時点で得られる情報だけで結論を出すには、納得できないことが多すぎたから。
何故この時期にしたのか、何故結婚に踏み切ったのか、嵐としてはどういうスタンスで向き合っていくのか、結婚しても彼はアイドルでいるつもりがあるのかどうか。
何より、なんでも良いから本人の口からちゃんと聞きたい。
文面とニュースと噂だけで今回のことを判断するなんて軽率なこと、私はしたくない。
今のまんまじゃ、「メンバーの1人が活動中に結婚し」「一部のメンバーしかコメントは出さず」「実際にこの件について発言しているところはまだ見れず」「五人の向く方向がそろっていることすらも確認できない」嵐です。そんな嵐は応援できない。
でも、嵐は応援していたい。
私が心から応援できる嵐になるまでもう少し待ちたい。
さて、明日はコンサートな訳ですが、彼は言及するのでしょうか。嵐は言及するのでしょうか。
これがあの日、その次の日、感じたことでした。
私なりの結論も書くと長すぎるので記事を分けます。
お暇でしたら②https://poiuytrewqzx.hatenablog.com/entry/2019/11/17/010709
もどうぞ。