「美しい」を定義する前に世界が美しいものであふれて困る

わあ好き!と思った事を書き殴るための場所です。書いた私も「正しさ」は信じていません。

毎日毎晩こんなに愛が甘い。

Love so sweet : Rebornを初めて聞いたとき、「すごい曲を聞いてしまった」と思って。そのあと歌詞をちゃんと読んだら「嵐からのラブレターを受け取ったなあ」と思ったんです。

あまりにもこの歌詞が好きすぎて、Love so sweet : Rebornの歌詞の好きなところをだーっと書いた記事です。受け取れる限りの愛を受け取ろうと思って隅々まで読んだ結果、こんな記事になりました。オリジナルのLove so sweetの歌詞とも比較して、考察も少し。

 

見方としては

 

Rebornの歌詞

訳したもの(みらい翻訳https://miraitranslate.com/trial/の手をお借りして直訳し、不自然すぎるところは直しました)

オリジナルの歌詞

私の感想

 

です。

余談ですが、みらい翻訳は私の1番好きな翻訳サイトで、すごくこなれた訳をしてくれるので歌詞の翻訳などにうってつけです。おすすめです。

 

前置きが長くなりました。ではどうぞ。

 

 

 

 

 

It’s not a mirror, it’s not the sun I’m seeing

You are the light that’s shining in the sky

Right on me

My world will never be the same

(僕が見ているのは鏡ではなく、太陽ではない

あなたは空に輝く光

私にぴったり

私の世界は決して同じにならない)

(輝いたのは鏡でも太陽でもなくて 君だと気付いたときから

あの涙ぐむ雲のずっと上には微笑む月 Love Story またひとつ)

前半は原曲の直訳に近いですね。オリジナル詞は「出会ったこと」を重視しているのに対しReborn詞は「出会った時から僕の世界が変わったこと」を主軸にしている感じがします。

 

 


We’ve left our shattered dreams behind

And yesterday’s a distant time

We can hear a symphony, it’s our song of love

(僕たちは打ち砕かれた夢を後に残してきた

そして昨日は遠い昔

僕たちは交響曲を聞くことができる、それは僕たちの愛の歌なんだ)

(傷ついた夢は 昨日の彼方へ

空に響け 愛の歌)

ここは耳で変化のワクワク感を楽しむところなんじゃないかと思います。だからでしょうか、歌詞は原曲の直訳に近いです。

このご時世だから「コロナでたくさんの夢を諦めて、世界は二度と同じにならなくて、それでもあなたとの愛の歌は聴き続けることができる」というふうにも聞けて、勝手に応援歌として聞く日もあります。

 

 


Everywhere that YOU GO, I GO, we belong together

Memories in our hearts, they are forever

There will never be anyone else

That I love as much as I love you

And if you shine your light a little brighter

Hold my hand and we’ll reach higher

Believing is everything in Love so sweet

(きみがどこへ行っても、僕がどこへ行こうと、僕たちは一緒にいる

僕たちの心の中の記憶は永遠だ

他の誰もいない

僕があなたを愛しているのと同じくらい愛せる人なんて

そしてあなたがもっと光るならあなたは私の手を取って、より高いところへ連れて行ってくれる

信じることは恋のすべてだ)

(想い出ずっと ずっと忘れない空 ふたりが離れていっても

こんな好きな人に 出逢う季節二度とない

光ってもっと最高のLady きっとそっと想い届く

信じることがすべて Love so sweet)

「ふたりが離れていっても」が「どこへ行こうと」になったことで「離れてしまう」ということへのフォーカスが弱くなったのかなと思います。「離れたって大丈夫」は“一緒にいる時が10なら離れても0にならず3残るよ”みたいなイメージなんですが、「どこにいたって場所は関係なく大丈夫」は“一緒にいても10あるし離れてても10あるよ”というイメージで、原曲より成長して愛が深まったんだなあと思いました。

みらい翻訳はLove so sweetを「恋」と訳して、最後のフレーズを「信じることが恋の全て」と訳しています。全てが英語詞になることでLove so sweetの入る文脈がハッキリするのも面白いなあと思います。原曲では「信じることがすべて」と「Love so sweet」は別の文のイメージで、意訳としては“信じることが全て、それが恋ってもんさ”という感じかなあと思っていたんですがそれとの違いもまた楽しいです。

 

 

 

そこからいつも見えるように

この手を空に向け

広がる君との思い出

(そこからいつも見えるように

この手を空に向け

広がる君との思い出)

2番になってついに日本語が登場します。ほぼ英語詞のこの曲において日本語を使うということは日本語の曲で英語を使うように、強調したいところなのではないかと思います。また、原曲と1ミリも変えずに今また伝えたいことなんじゃないかとも考えられます。

この歌詞は「そこから」という言葉から推測するに、このとき「君」と「僕」は別の場所にいるんですよね。でも、思い出を共有している。そこからさらに広がる物語がある。これってまさに来年以降のファンと嵐の関係であり、またコロナで会う機会が減った嵐とファンの関係だと思うのです。これを日本語で歌ってくれた嵐、大好きだ。

 

 


Let the journey bring you home and

You will never feel alone

Now the storms passed us by

We’ve become a rainbow

(旅があなたを家に連れ戻し

あなたは決して孤独を感じません

嵐が通り過ぎ

私たちは虹になった)

(あの頑(かたく)なで意地っ張りな僕を変えた君の手 Love Story 歩き出す

曲がりくねってた ふたつの旅路は

ここでひとつ 虹になれ)

嵐は「嵐」という言葉を歌うことについて、すごくすごく慎重です。どんな文脈であれ、ただの天候の種類を表す言葉ではなく、「自分たちの名」であることを忘れずに「嵐」という言葉を用います。なので、この「嵐は過ぎ去った」という歌詞は私にとって衝撃でした。休止を控えていなければ、間違い無くこの歌詞は生まれなかったでしょう。5×20でも「嵐のあと星瞬くように」と歌われているように、現在の嵐にとっての最重要課題は「嵐という存在をポジティブに捉えた上で“嵐のあと”をポジティブに捉えること」です。そのアンサーの一つとしてのこの歌詞、私は大好きです。

原曲で二つの旅路が虹になっていたのに対し、Reborn詞では「僕たち」自身が虹になる、その対比も素敵だなあと思います。

 



思い出ずっと ずっと追いかけた夢 ふたりが遠くへ行っても

どんな辛い夜も くじけそうな誓いでも

笑ってもっと最後のLady きっとそっと願い届く

Every day and every night it’s Love so sweet

(毎日毎晩愛がこんなに甘い)

(想い出ずっと ずっと追いかけた夢 ふたりが遠くへ行っても

どんな辛い夜も くじけそうな誓いでも

笑ってもっと最後のLady きっとそっと願い届く

明けない夜はないよ Love so sweet)

ここで再び日本語詞です。おそらく、「想い出ずっとずっと」という、“Love so sweetと言えば”な印象的なフレーズを使いたくて、サビを一回は日本語詞にしたいと考えたのではないかと思うのですが、それならば1番でも良かったはず。なぜ2番のサビを日本語にしたのか。一つは、「1回目は新しいサビの披露に使いたかったから」かなと思います。それはあくまでセオリー的な話。そして2つ目にしてメインの理由が、「どんな辛い夜も くじけそうな誓いでも」を歌いたかったからじゃないかと思うのです。自ずと強調される日本語で、「どんな辛い夜も くじけそうな誓いでも」と歌いたかったんじゃないか。嵐が休止した後にも私の人生において辛いとき、くじけそうな時はたくさんあるでしょう。その時笑って元気付けてくれる嵐はもういないから、「くじけそうになったらこの歌を思い出して」という置き土産的なニュアンスもあるのかなあと思ったりもしたのです。勘ぐりすぎかな。

そして、とどめの「Every day and every night it’s Love so sweet」。これはみらい翻訳さんの本領発揮ですね。みらい翻訳で訳したものを読んでいて、この行で胸打たれました。好きすぎてこの記事のタイトルにもしちゃいました。Reborn詞ではit'sの頭が大文字じゃないからこのひとかたまりでワンフレーズなんじゃないかと思うし、少なくともみらい翻訳はそう訳してくれているのですが、それによってこんな素敵な訳し方もできるんですね。ちょっと癖のある訳かもしれないけど、私はこの訳し方が大好きです。

これは正しく私たちが嵐さんに感じていることだよ。何の力にもなれないのに、一緒に闘ってあげられるわけじゃないのに、ときに迷惑をかけているだろうに、それでもずーっと毎日毎晩愛が甘い。こんなに甘い愛、他のどこでも受けたことないよ。あとから後から溢れてくる甘い愛に私たちは揺蕩ってる。たくさんの愛をありがとう。こんなにしてもらっていいのかな?いつも幸せだよ。

 

 


伝えきれぬ愛しさは

花になって 街に降って

Wherever, whenever, forever

You know I’ll always feel you here

(いつでもどこでも永遠に

いつも君がここにいるような気がするんだよ)

(伝えきれぬ愛しさは

花になって 街に降って

どこにいても君を“ここ"に感じてる)

これはReborn詞とオリジナル詞を比べるとわかるんですが、Rebornはオリジナルの「どこにいても」に加えて「いつでも」という時間軸を加えてくれているんですよね。過去のいつだって君を忘れたことはないし未来のいつにおいても君のことを感じているよ、そう言ってくれているような気がします。グッとくる。

 

 


Everywhere that YOU GO, I GO, we belong together

Memories in our hearts, they are forever

There will never be anyone else

That I love as much as I love you

And if you shine your light a little brighter

Hold my hand and we’ll reach higher

Believing is everything

Every day and every night it’s

Believing is everything in Love so sweet

(きみがどこへ行っても、僕がどこへ行こうと、僕たちは一緒にいる

僕たちの心の中の記憶は永遠だ

他に誰もいない、僕があなたを愛しているのと同じくらい愛せる人なんて

そしてあなたがもっと光るなら

あなたは私の手を取って、より高いところへ連れて行ってくれる

信じることがすべて

毎日毎晩

信じることは恋のすべてだ)

(想い出ずっと ずっと忘れない空 ふたりが離れていっても

こんな好きな人に 出逢う季節二度とない

光ってもっと最高のLady きっとそっと想い届く

信じることがすべて

明けない夜はないよ

信じることがすべて Love so sweet)

改めてのサビ。Rebornされて、より強く打ち出されたのが「心の距離の近さ」「距離や時間軸にとらわれない不変の愛」だと思うのです。

そしてLove so sweetの大前提として、「僕」と「君」の間には「memories=想い出」があるんですよね。その“想い出”が永遠だよということを力強く歌ってくれているので、そもそもの想い出がちゃんとあるっていうことなんですよ。デビュー曲では絶対歌えない歌詞。デビュー曲なら「忘れられない思い出を一緒に作って行こう」みたいなニュアンスになると思います。でもこの歌は「Memories in our hearts, they are forever」と歌ってくれる。それはやっぱり“嵐の歴史”を踏まえた歌だからなんじゃないかと思うのです。

つまり、この歌は「積み重ねてきた歴史の中の輝く君とのすべての思い出は永遠だよ。どこでもいつでも僕は君と共にいるよ。」というメッセージを歌ってくれているんじゃないかと思います。そう考えたとき、この歌は「嵐からのラブレター」だなあと私は思いました。

 

Reborn歌詞 出典:https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/arashi/love-so-sweet-reborn/

 

 

 

こんな歌をもらえるなんて嵐ファンは幸せだな。

「今まで僕らと一緒にいてくれてありがとう」だなんて嵐はきっと言わないけれど、

今まで一緒にいたからたくさんの思い出があって、

今も一緒にいるからこの歌を受け取ることができたわけで。

これからのことは歌で「積み重ねてきた歴史の中の輝く君とのすべての思い出は永遠だよ。どこでもいつでも僕は君と共にいるよ。」と示してくれたわけで。

 

こんなにも甘い愛の歌が他にあるでしょうか。

 

Love so sweet : Reborn、めちゃくちゃお気に入りの曲になりました。テンポもいいので筋トレ中に聴いたりします。そう、テンポもいいよね。この甘い甘い歌詞をバラードにせずポップに明るく歌うあたりが「やっぱ嵐」って思いました。

ダメだ、永遠に書いてしまう。そろそろ長くなりすぎたのでここら辺で終わりにします。相変わらず記事を終わるのが下手だ…!

 

 

 

嵐へ。

毎日毎晩こんなに甘い愛をありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました!