「美しい」を定義する前に世界が美しいものであふれて困る

わあ好き!と思った事を書き殴るための場所です。書いた私も「正しさ」は信じていません。

Endless SHOCK 20th 2月9日公演 感想(ネタバレ多目)

SHOCK2月9日公演に行ってきました。あまりに素晴らしすぎたので感想を書きます。ネタバレ多めです。SHOCK未体験の方はご注意を。

 

 

 

SHOCKに行ってきました。実は、初めてのSHOCKでした。私は2019年にファンクラブ入ったひよっこなので、今回初応募、初当選でした。「いいんですか!?マジでいいんですか!?」と思いながら行きました。

帝劇すら行ったことない私、初SHOCK生きて帰れるだろうか…

 


結果、3度ほど昇天してから転生して、生きる力を漲らせて帰ってまいりました。その模様をお伝えしたいと思います。

 

 

 

まず、帝劇に着いたらまあイケメンの光一さんがあちらこちらにいて感動しました。え?どれも衣装・表情・アングル完璧じゃない?普通一枚くらいイマイチなものが混ざってるんじゃないの?

あ、違うわ、堂本光一ならどう撮っても美しいんだった…

光一さんの髪色最高。あの色にしたの誰案ですか???好き。

 


いざ開幕。

1幕開始10分くらいで「そんなに序盤からやったら後半、手数なくなっちゃうよ!!!」と思いました。しかし、20分くらいでペースに慣れました。

そうか、もうここはそういう場なんだな。光一さんがゴーを出したんだから、こんだけハイペースで色々出してきてもまだ何かあるんですね、わかりました楽しみに待ってます。

ストーリーもほぼほぼ予備知識ゼロで行ったので新鮮で面白かったです。階段落ちがあるのは知ってたけどなんで階段落ちするのかは知らなかったので。

そういう話だったんだ…!

 


全てが夢のような空間でした。私が叶わないだろうなと思いつつ抱いていた夢が全て叶った。凄すぎる。

だって、

「すべてのシーンで衣装が素敵だったらいいのに」→OK

「フライングしてくれたらいいのに」「フライング何回もしてくれないかなあ」→OK

「たくさん歌って踊ってほしいけどストーリーもわかりやすいといいな」→OK

「幕が下りるまでずっとワクワクできたらいいな」→OK

「すべてのシーンで曲とか照明が最高クオリティだったらなあ」→OK

「2階席にもキャストが来てくれたらいいなあ」→OK  どころか主演の光一さんが飛んでくる

「すべての瞬間が美しい舞台がいいなあ」→余裕でOK

「こちらの予想を超えるくらいすごい作品だったら最高だなあ」→perfect!!!!!!

 


凄すぎる。さっきからこれしか言ってないけど。だって凄すぎるんだもの。

加えてめちゃくちゃ泣かせてくるし、伏線もちゃんと張ってあるし、双眼鏡で見ようが裸眼でシルエットを確認しようが光一さんは美しいし。

タツヤもめちゃくちゃいいし。私、今夜何度タツヤに泣かされたことか。(語弊の極み)(セーラームーンは見れたかい?)

 


殺陣のシーンで上田くんの上半身に刺青メイクしてくれたの誰ですか????私との解釈一致が過ぎる。

あと、梅ちゃんリカの衣装、黄色いひらひらしたドレスが一番かわいいなと思ってたんですが、カーテンコールでそれ着てて「解釈一致!!!!」ってなりました。

 


ああ、解釈一致といえば上田くんがラップっぽい曲を歌ってるときの衣装(黒白紫銀)が完全に解釈一致でした。わかる!!!!そうだよね!!!!!

 


光一さんの歌声は昨年末KinKi Kidsのコンサートに行った時に聞いたことがあったんですが、他の人たちの歌声は初めて聞いて、めちゃくちゃ感動しました。

梅ちゃん、めっちゃ上手い。声量も美しさも半端ない。可愛くて上手い歌声ってこういうのを言うんだな…。

上田くん、やばい上手い。正直ラップのイメージが強くて上田くんの歌声そんな知らなかったんですが、彼が歌い出すたびにびっくりしてました。お前、そんなにいろんな引き出しあるんか…!多分上田くん、「セリフとして歌を歌う」のがはちゃめちゃに上手いんですよね。「言いたいことがあるから、それが歌になってしまった」みたいなのがほんっとうに上手い。上田竜也 in ミュージカル、最高だ。

光一さんもKinKi Kidsではあまり出さない声(がなり声とか怒った絶叫とか)がびびるほど迫力あってカッコ良くてまた惚れ直しました。生歌は聞いたことがあったとはいえ、ミュージカルでの歌は初めて聞いたから、KinKi Kidsとはまた違う表現を見せてもらえて感無量でした。 

 


照明凄すぎる。なんであんなことできるの???

個人的にセンス最高すぎと思ったのは暗闇にオレンジライトで光一さんの姿が浮かんだ後に周りに緑っぽい水色のライトがつくところです。そこをそう持ってくる!やばい!!!!素敵過ぎる!!!

Dead or Aliveの照明本当に好き。なんなのあれ。あれ以上に光一さんを美しく見せる光、ある?

薄い幕みたいなのにシルエット映してるシーンも、自分だけにあたってた色のライトが次の瞬間バックライトの色になって自分は白いライトを浴びるのとか、もう全部天才。

2幕になってから背景をスクリーンとして画像投影するのも天才of天才。そこ映せるの!?!?ってめっちゃ驚いた。

1幕では割とモチーフライトで動きを出したり衣装を色とりどりにして、照明の色をシンプルにしてたのかな?という感じ。で、2幕で殺陣とか死のシーンとかあまり衣装に色彩を使えないところで照明めちゃくちゃ活かしていた感じ。凄いよ…。

 


衣装もめちゃくちゃ良かった。堂本光一に似合う服ってこの世にあんなに存在するんだ…。

宝石キラキラ、似合う。

シルクハットとジャケット、似合う。

赤い革ジャン、似合う。

白と金、似合う。

黒と金、至高。

「腰が細い」「足が細い」「上半身の形が綺麗過ぎる」の3点セットなので、体のラインを活かす服がまあ似合う。

ダブルキャストとかじゃないからすべての衣装がその人のために作られてるって言うのもあるんでしょうね。すべて素敵でした。

上田くんの衣装もKAT-TUNの時ゴツいマントみたいなのしてんのめっちゃ似合うなと思ってたんですが、今回もその形多くて大勝利でした(私が)。

 


殺陣の話をしようか。

殺陣すごくないですか?????2次元過ぎる。まず堂本光一上田竜也の2人がドラクエとFFの実写化ツートップみたいな人じゃないですか。(私が勝手に思ってるだけ)

そんな2人が戦闘衣装に身を包み、刀を構えて舞うだと????いやもう全てが美。静止画も美、動きも美。シルエットが美、顔も美。2次元????ゲーム???いや、2次元にしては煌めきのオーラが凄すぎるから消去法で3次元かな…(消去法で3次元とは)

二人太鼓の前の舞(伝わるのか?)が最高に2次元でした。人として光れる発光量超えてる…!クオリティ完璧すぎて人間かどうか疑わざるを得ない、あれは。

 


あと、多分照明のうちに入るんだと思うんですが、客席からどこまでが見えてどこから見えなくなってどこに視線がいって、って言うことを全部把握されてる感じがビビりました。人にしろモノにしろ、登場するところを一回も見つけられなかった。気付いたら車があるし、気付いたら光一さん衣装変わってるし、気づいたら階段あるし、どういうことだ。人間には目が二つしかないし、脳みそは一つしかないのよ…もう少し多ければ…

何が起きてるんだ凄すぎて意味がわからないってシーンが何度もあって(一回あるだけで凄いのに何度もってどういうこと???)ずっと度肝を抜かれてました。

 

堂本光一和楽器組み合わせてくれたの誰???天才か。雅で儚くて高貴で。本当にかっこよかった。

 

Show must go on.

その言葉の重みを知りました。光一さんが大切にしている言葉。ジャニーズが大切にしている言葉。何があっても、ショーは続けなければならない。本当に文字通り、何があっても。

ただショーを止めなければいい、というわけじゃない。

それは、「演者の都合によって役の人生を左右することは許されない」という意味なのだと、私は受け取りました。ショーの幕が下りるまで、演者は役を生きなければいけない。

言うのは簡単だけど、これがどれだけ大変で凄いことか。どれほどのプロ意識がないとこれが成し遂げられないのか。それがまざまざと伝わってきました。

一番グッときたのはタツヤがコウイチの背中を追うあまり、彼が気づかないうちにShow must go on を身につけていた、と気づくシーン。

タツヤがコウイチに「続けろ」と言われて本物の刀で芝居を続けたのはShow must go onの精神があったから。

「コウイチが戻ってくるまで」と事故のあった劇場で1人ショーを続けられたのは、Show must go onを身につけていたから。

それをコウイチがタツヤに告げてタツヤが泣くシーンがもう、もうね…。Show must go on を身に付けられたことも、それを告げたのがコウイチだったことも、この時コウイチはもう死んでいたことも…。周りもみんな泣いてて。嬉しくて悲しくて辛かった。舞台に駆け寄ってタツヤとコウイチ2人まとめてよしよししたかった。

 


まさしく「Endless SHOCK」でした。終わらない衝撃。

観てる間次から次へと衝撃を受けていたし、観終わってもずっと衝撃が残ってる。

たった3時間で、あんなに色濃く美しく繊細に華やかに心揺さぶられることは、他にない。

もう、この衝撃を受ける前の私には戻れない。もう、SHOCKを知らない私には戻れない。でも、それがどんなに誇らしいことか。

最高のショー・劇が衝撃を与える。Endless SHOCKは正しくそういう場なのだと思います。

 


パンフレットを読んでまた圧倒されました。SHOCKがどれほどエネルギーの込められた作品なのか、光一さんがどれほど慕われているのか。それらが痛いほどに伝わってきて。


コウイチが最後の方に言う、「俺が走っている背中を見せることがみんなを引っ張ると思っていた。でも、少し違ったのかもしれない。俺は、みんながいたから走ることができたんだ」がすごくすごく好きな言葉で。


コウイチが輝けば輝くほど、堂本光一の凄さを、努力を、作り込まれた作品の凄さを、その熱量を知るんだ。

走り続けるあなたの背中は確かにカンパニーを率いたのだろうし、周囲に支えられて走り続けることができたのもまた真実だろう。

彼の生き方は「歩みを止めない」ことを目的にしているのではない。日々歩み続けた結果、歩みが止まらなかっただけのことだ。なんて、なんて格好いい生き方なんだろう。なんて大変で、なんて辛くて、なんて美しい道をあなたは行くのだろう。

あなたは「みんなに支えられたからここまで来た」と言う。確かにそれもそうだけど、でも絶対にそれだけじゃない。

なんであなたがそれだけたくさんの人に支えられるかわかってる?あなたが常に上を目指して作品を、自分を磨き続けることをやめないからだよ。

そんなあなただから、ついていきたい、協力したいって思うんだよ。

 


本当に最高な、夢の時間でした。SHOCKは堂本光一履修の必修科目ですね。これを観ないで堂本光一は語れない(昨日までの私めっちゃ語ってしまった)。彼のパフォーマンスはもちろん、彼の美学に触れられたことが私はとても嬉しかったです。

 


KinKi Kidsである堂本光一がSHOCKをやる意味もすごく感じたし、SHOCKで培われたたくさんのものがKinKi Kidsに還元されてるんだなあってことも痛感した。

 


長々と書いてしまったけど、凄すぎる、最高、夢のよう、美しい、それだけです。それが全てです。

行けて本当に良かった。来年もあるなら、また行けますように!!!あなたの魅せる夢を、また観に行きたい!!!

 


光一さん最高でした!!!!素晴らしい感動を本当にありがとう!!!

 

深夜テンションで書き殴ってしまった長文をお読みいただきありがとうございました!!!!