「美しい」を定義する前に世界が美しいものであふれて困る

わあ好き!と思った事を書き殴るための場所です。書いた私も「正しさ」は信じていません。

KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2021 PLAYFUL 感想

KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2021 PLAYFULの感想ブログです。

 

 

 

※注意!

ネタバレありです。セトリめっちゃ書いてます。演出もしっかり書いてます。むしろネタバレしかしてないのでネタバレ嫌な方は即閉じてください。

私自身の見解や、私の話もちょいちょいしてます。単にセトリとか演出だけ知りたい人は他の方のブログなどをあたってください。

これらの点を踏まえて、それでも大丈夫な方だけお読みください。

 

 

 

 


KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2021 PLAYFUL 7月23日17時からの公演に参加しました。

その覚書です。

 

 

 

実は、私名義では外れてしまっていたのですがお声がけいただいて今回参加できることになりました。お声がけくださったrayさん、拡散してくださった方、本当にありがとうございました。

 


そんな経緯もあって、行くと決まってから行くまでにあまり時間がなく。私は嵐ファンでもあるのでウラ嵐BESTや嵐ジオなどの供給に溺れていたこともあり。

 

前日の昼の時点で、決まっていたことと言えばスリーコインズでゲットした赤と青の花モチーフのイヤリングをして、布マスクと不織布マスクの2枚付をすることくらいでした。

 


服どうしよう…「金ならある」と言っていた人のコンサートだし…高い服で行こうかな…でも「布だぜ!?」って言ってた人でもあるし…最安値の服かな…(極端すぎるわ)(着席コンサートだからどうせ見えません)

 


人生で初めて行ったKinKi KidsのコンサートがThanKs 2 YOUで、ソロコンは行ったことがなかった私、初めてライブ鑑賞目的で横浜アリーナに入ることに。

今日行くところが、光一さんと剛さんが出会ったところなのよ…そんなところに行くのよ私…!!

そもそも堂本光一ソロコンが初めて。どんな感じなんだろう?

 

家に積み上がっているDVDの山KinKi Kidsに沼落ちした時に「これはパフォーマンス映像を見るべきアーティストだ」と直感しソロもグループもDVDを買い漁った)(その時の私慧眼すぎる、ありがとう過去の私)の中からBPMを見て、今はなきアマプラ配信(超お世話になりましたありがとう)の中からSpiralは見たのですが、やはり2本では傾向を掴んだとは言い難いよな…そもそも堂本と名のつく人は予想を遥かに超えてくるって、沼落ちしてからのこの二年ほどで痛いほど痛感したし…

 


でもそうだ、光一さんのソロ曲サブスク解禁!あれは大きかった。こんなに良い曲がたくさんあるんですか!?!?光一さんのソロ曲私かなり好きかもしれない。聴いた感触だけで選んだ私のお気に入りたちはこちら。

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ちなみにPLAYFULで好きなのはFoxy Dominatorです。

 

露骨に表れてますが、私は堂本光一が「女性」を歌うことで浮き彫りになる「男性」感が好きなんですよね…。セクシーでドキッとする。

元来、光一さんってすっごいセクシーな人じゃないですか。それを天然やユーモアやストイックさで中和している人(?)という印象があるのですが、ソロプロジェクトでは持っているセクシーさを中和せずに全て開放している感じがします。

だから、ソロでは色気やセクシーがふんだんに散りばめられているのに、どれひとつとして「作られたセクシー」ではないんです。もちろん芸術として、より美しく現れるように形作られてはいるけれど、その元の出所は全て「元々持っているけど普段は押し込めて隠しているセクシー」なのです。天然由来のセクシー。それが、光一さんが放つセクシーさが嫌味なく、飽和することもない理由なのかなと思います。書いててますますドキドキした。

 


KinKi Kidsのときの光一さんは、セクシーとはまた違う気がします。もちろんセクシーな時もたくさんあるんですが、ソロの時のマスキュリンなセクシーさというよりは「圧倒的なスターのセクシーさ」「妖精や精霊の荘厳な美しさ」という気がする。KinKi Kidsではあえて「セクシー」を「圧倒的美」に置き換えているというか。

KinKi Kidsを見て「男だ!」「男性だ!」という感じはあんまりしない。一方、ENDRECHERIだったり光一さんのソロ曲を聴くと「男だ!」「男性だ!」と感じることが多い。あくまで私の感性ですが。

で、その鍵を握るのが「Kids」ではないかと思います。

 


KinKi Kidsは「Kids」がめちゃくちゃ重要な役割を担っていて、それが「中性的」という側面だと思います。元々子供というのは「子供には性別がないとみなす」という文化もあるくらい、中性的な存在です。その名を冠したKinKi Kidsというグループはやはりどこか中性的な感じがします。恋のような歌でも「君」の特徴として女らしい特徴は歌われなかったり。役割としての男は描かれても性別としての男は描かれにくかったりする気がする。KinKi Kidsのコンセプトに「中性的」というのは(メインではないにしても)入ってるんですかね。

 

 

 

とりあえず今日はマスキュリンなセクシーさを堪能してきたいと思います。

 

 

 

 


ここまで行きの電車で書きました。

では楽しんできます。

 

 

 

 

 

 

帰宅。

 


かっっっこよかった……

 


前半に書いたの遺書では?というくらい食らいました。

 


超かっこよかった、

かっこいい男です、堂本光一は。

 


かっこよかったです。

 


そのかっこよさを、素晴らしさを、頑張って文章におこしたいと思います。

 


思い出した順に書いてるので時系列ごちゃごちゃしてますがご了承ください。

 

発言は全てうろ覚えのためニュアンスです。すみません。

 

 

 

 

 


まず、始まって2秒後に思ったこと。

「他の席でも見てみたい!!」

他の席からも見てみたいなあと思うコンサートなんですよ、光一さんのソロコンは。なぜなら、一つの視点からじゃ全てを楽しみつくせていないのがわかったから。

私の席はありがたいことにセンターの中ほどだったのですが、始まってまず頭上をレーザーが通るんですよ。「ああ後ろ行きたい!!上行きたい!!レーザーの全体像が見たい!!」って思いました。真横を見上げるとモチーフライトがくるくる回ってるんですよ。ああこれの全体像が見たい。さぞかし綺麗なんだろうな…

かと言って、後ろであればいいかというとそういうわけではなくて、出てきた光一さんがまあ美しい。もっと近くで見たい。なにせかっこいい男なんで堂本光一は…。

スタンド席でレーザーの軌跡見ていたいし、二階席から照明全部の動きを見たいし、近くで一挙手一投足を見ていたい。全ての席に座り直してこのコンサート見直したい。

会場中の全ての視点が魅力的なことに感動しました。光一さんが円盤化の際にカメラ割を考えることもあるという話も納得でしかない。それぞれの視点に良さが詰め込まれているもの。そう思わせる光一さんのステージ作りにただただ脱帽でした。


そしてそれ(=視点ごとの付加価値があること)を会場内の一席にいながらわかることができるステージングの上手さにも感動しました。だって「全ての席が魅力的だ」と一度行くだけでわかるならば、一度来てもらうだけでほぼ確実に「もう一度行きたい」と思わせることができるのですから。

冷静に考えてこれ、すごくないですか?始まって2秒で、未来の顧客を獲得している。強すぎる。

MCで光一さんが「どこも同じです」と言っていたけど、心から納得して頷きました。どこの席も同じだけ価値がある。その席でしか味わえない付加価値がある。すごいなあと思います。

(そのあと「一律同じ料金でやらせてもらっています」というあの決めゼリフを生声で聞くことができて、ひよっこオタクは喜びました)

 


このコンサートでリアルに100回くらい、「なんで手元に30秒戻しボタンないの???」と思いました。それくらい見返したいシーン満載です。瞬き厳禁です。いつもそう思ってるのに今回さらにコンサートが短縮(2時間弱)ということで見せ場が休みなくやってくるんですよ。体感は常にサビ。美しいシーンが休みなくやってくる。美しさのわんこそば選手権があったら優勝できます、確実に。(選手権のネーミングセンスどうにかして)

 


やっぱり生は良いなあ、と感じられたのが一番嬉しかったかもしれない。会場に行くコンサートだと見たいところに注視できるし音圧や迫力が違うし、生で見ると色味もやや違う気がする。特に音圧、低音が体に響く感覚が懐かしすぎて感動しました。

配信コンサートが良すぎてこれから配信でもいいんじゃ?と思ったけどそんなことない。やっぱり生には生にしかない良さがあって、その良さは生で体験すること以外で伝えられないんですよね。行ける限り現場には行こうと改めて思いました。

 


今回観客が座って見る形だったんですが、オケとバンドをステージ下に置いていたんです。死角を利用してオケを見せずに生音を実現していて。頭良すぎやろ…。

これの何がいいかって、まず椅子を通じてビートの振動を感じられるんですよ。特にセンター席だと、座席と地続きの場所から音が生み出されてるので振動がすごかった。生で音楽を聴ける醍醐味をダイレクトに味わえてる感じがしてとても良かったです。

加えて、ステージ上にバンドやオケのスペースを割かなくて良いので、スペースを全てパフォーマンスに使える。頭良すぎますって。

 


曲について。

一曲目がInteractionalでさあ…(うろ覚えですが多分)なんと2番でさあ…

歌詞よ。この状況でも「相互作用だよ」って言ってくれるの…?泣くわ。「本当はいつでも逢いたい」でグッときてしまった。

 


foxyよ!!!めっちゃ妖しさセクシーダダ漏れでしたが??パフォーマンスで化けすぎでしょ。光一さんが右端に立ってダンサーさんがそこから左にずらっと並んで光一さんがダンサーさんを従えているみたいなところ、めっちゃ好きでした。円盤見たら何度でもそこを見る気しかしない。切実に円盤ください。

 


そしてその後のAnimalよ!!!!foxyからの流れ良すぎだし曲調にあった照明作るのうますぎだし超かっこよかった。

 


あと、あれ。Slave Maker。私は人生で初めて見た光一さんのソロパフォーマンスがアマプラウィアコンアリーナのslave makerだと思うんですが、それ聞いて「光一さんのソロ曲カッコよ!!!!」と目覚めました。その思い出の曲を生で見ることができたなんて…幸せ。加えて、人生で一回は光一さんが放つ炎を浴びてみたいなと思っていたので、願いが叶って最高。

 


あと何の曲だっけ?ピンクの紙吹雪を浴びた後ろ姿で終わる曲があって。超かっこよかった。あのシーンが最も「30秒戻しボタンくれ!!!」って思いました。美しすぎた上に全く予想してなかったので。不意をつかれました。悔しいぜ。

 


LOVE CRIES、ジャニーさんを思い出したのかなあ。凛とした悲しさがあった。切なくて悲痛で目が離せなくて。

 

 

 

他の曲も全部良かったんですがなにせ記憶が曖昧。悔しい。

 

 

演出あれこれ。

白衣装のワイドパンツが新鮮すぎてずっと見てた。テロテロの光沢ある素材で、動くたびにひらひらと動くのがとても綺麗だった。ジャスミンのお姉さんとかにこういう人いなかったっけ?アラジン?アラビアンでロイヤルな感じ…

かっこよかったです。

 

 

あ、マゼンタ!!!!

マゼンタ色のライトの使い方が鬼うまかったから全人類見てほしいです。惚れ惚れしました。私ならこのライブのサブタイトルはマゼンタにする。それくらい良かったです。

SHOCKで言うとオレンジライトの使われ方かな。あの美味しい使われ方です。好き。

 

今までのソロコンはダンサーさんも含めて体格は割と近くて、髪の長さで男女見分けてたみたいなところがあったんだけど、今回光一さんがハーフアップということで、マスキュリンな色気に加えて時々フェミニンな色香もちらついてて、見てはいけない美を見ているような気持ちになりました。最高です。

 


Vの歌詞、もしかして光一さん作詞か…?とちょっと思った。ニュアンスがMCで触れてることに近いところがあったから。でも全編英語詞だったし歌詞覚えきれなかったしわからん。ただの考えすぎかもしれない。

Vの登場の玉座、帝王感バリバリでひれ伏すしかなかった。もう超かっこよかったです…。炎がゆらゆらしてるのがかっこよくて…

 

洋館で蝋燭が揺れてるみたいな演出の怪しさが素敵でした。多分洋館セクションの歌は「倫理観が歪んでる歌」セクションなのかな?っていう気がしました。

 

 

 

 

MC。

剛くんはバク転しなくても褒められるんだよねーの話。「あの人(=ジャニーさん)おかしいでしょう?」に滲む寂しさったらなかった。

 

Day By Dayのメロディーを「にゃにゃにゃにゃ〜♪」て歌ってくれたのは死ぬまで宝にしたい。そんな可愛いこと予告なしにやらないでください。こちらにも心の準備ってもんが

 

 

I want your love のセリフ、

「曲自体がすごく好きだからそんな素敵な曲を汚せない!と思ってちょけないでいるけど、照明はなるべく落としてもらってます、顔を見せるのはご勘弁ください。」

って言ってたシャイ本光一さんが可愛すぎて頭なでなでしたい欲求に駆られました。客の母性本能刺激するの上手すぎやろ

 

ジャニーさんが天に昇った日を今年も迎えて、死生観をまた考えた話。たくさん話してくれた。私なりの受け取り方になるけど『どう生きても、今は生きていていつかは死ぬ。ならば毎日「今」を一生懸命生きるほかない』ってことだと私は受け取ったよ。

ジャニーさんの死に対して感じていた「なんで」が少し消えたのかなあって思った。あの頃、光一さんには感情面で納得できない「なんで」が爆発していて、すごく苦しそうだった。でも「なんで」を解決することなんてできない。「〜〜だから仕方なかった」なんて思えるはずがない。最愛の人が死んでいい理由なんて、あっていいわけがない。

そんな光一さんが、2年という時を経て「感情面で納得できなくても、起きたこととしてそれを受け入れる、理屈を超えた受容をする覚悟をした」のだなあと思った。

 


ソロコン最後かもしれない発言についても話してくれた。「皆さん次第です」って言ってくれてたから、意欲とかより需要についての発言だったのかなと思った。もしかしたら去年ソロコンを延期する決断をしたときに「延期してまでやる意味はあるのか」「そもそも求められているのか」ってことをすごく真剣に考えてくれたんじゃないかなって思う。その上で、求める声がそこまでないならこれで打ち止めでもいい、そう思えるものを持って今回挑まなきゃダメだと覚悟してくれなんじゃないのかなあと思いました、あくまで私の推測ですが。

不安にさせる言葉を言ってしまったと申し訳なさそうにしていたけれど、そんなことないよ。常に盲目的に今やっていることを続けるべきだと信じている人よりも、いつも必要性を疑い、自問自答し、他の選択肢とも比較しながら、それでもなお自分の道を選び続けている人の方が信頼できるもの。周りを冷静に俯瞰し自分を客観的に見つめながら常に最善の選択をしようと努力を欠かさない堂本さんという最高の人たちを私は心から信頼しています。

 


あと、すごく感動したところ。「今日の公演も正直、来るか迷った人もいたと思います」という発言の後。「でも来てくれてありがとうございます」って続くんだろうなと思ってた。違った。

光一さんは今日の公演も正直来るか迷った人もいたと思います。悩んで当然です。来てくださったからにはその分お返しします。届け。」って言った。私はそれを聞いて感動のあまり本当に泣きそうになった。

来なかった判断も正しい。来てくれた判断もまた正しい。そうした状況で誰の行動も否定せずに、愛ゆえの行動を全て肯定して、自分を愛してくれる人の幸せを心から願っている。なんて素敵な人だろう。

迷った結果来た人に「ありがとう」を言わない、それはこのご時世においてとても真摯なことだと思う。なんて、なんてかっこいい人なんだろう。

ここにいない人のことを思っているって気持ちはライブ中随所から感じられて。座席の話の時も、後ろの席見えません!前の席見てません!の後に、「どこの席でも見てません。でも心は最後列の席どころか、この会場の外まで届くように向けてますから」って言ってて、来れなかった人、来ないと決めた人のこともずっと考えてるよって言ってる気がしてすごく嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ書き足りないし多分忘れてるところあるし文才も足りなくてこれくらいしか書けないのですが、もっと、もっとすごいライブでした。なにせ堂本光一はかっこいいので…。

 

MCで人間力に感動して、パフォーマンスでセクシーさと美しさに圧倒されて。好きにならない方がおかしい。

光一さんを心から大好きだと言い切れる2時間でした。

 


光一さんソロについての勉強が足りないひよっこが行ってしまったので気付けていないところもたくさんあると思うけど、それでも盛りだくさんな内容でした。今後もっと勉強して、次のソロコンに備えたいし、次のソロコンがあるよう応援し続けていきたいと思いました。

 


アーティスト堂本光一、最高でした。かっこよかったです。

行くことができて本当によかった。こんな素敵なライブを生み出してくれてありがとうございます。幸せです。

 

 

 

 

 

P.S. 光一さんのインスタ解禁されてましたね!?!?かわいさとは程遠い服着てめっちゃ可愛い笑顔してるの最高です。もしまだ見てない人がいたらすぐ見てください!

https://www.instagram.com/p/CRvpacurUaY/?utm_medium=copy_link

 

もしこのブログここまで読んで「PLAYFUL気になるな?」って人がいらっしゃいましたら、配信(8/12)と円盤がほぼ確定みたいなので是非何らかの形で見て欲しい。損はさせません。なにせ堂本光一はかっこいい男なので。

 

 

 

 

 

では7000字以上書いてしまったのでそろそろ終わります。PLAYFUL最高です!

 

長文お読みいただきありがとうございました!!