ThanKs 2 YOU 1215感想(ネタバレあり)
KinKi Kidsのコンサート、ThanKs 2 YOUの12月15日の公演に行ってきました。とても素晴らしかったので感想を書きました。ネタバレ多目です。
ThanKs 2 YOU に行ってきた。
珍しく、行く何日も前からワクワクしてた。この日のために生きてきた。初めてKinKi Kidsに会える。KinKi Kidsに会える!!!!!!!!!
一昨年くらいまでは嵐の他に推しを増やすつもりもなかったし、KinKi Kidsを推し始めた後も、去年くらいまではKinKi Kidsにわざわざ会いに行くことはないだろうと思ってた。少し前まで、KinKi Kidsは私の人生で会う予定のある人じゃなかった。
でも、「今年はコンサートをやります」というお知らせを聞いた時(あれはどんなもんヤ!スペシャルでしたね)、「私は絶対にこのコンサートに行きたい、行かなければならない」と思ってファンクラブ申し込みに行きました。
日程的に4公演のうち行けるのは1公演しかなく、単独での申し込み。「絶対に当たってくれ」と祈りながら申し込みました。
そして、当選しました。まじか。
えっ、わたしKinKi Kidsに会えるの!?!?KinKi Kidsの歌が聴けるの!?!?!?
行きますとも!!!!!!!!!!
曲も勉強しますとも!!!!!
今年コンサートがあったことも、そこにわたしの席が用意されたことも、奇跡だと思った。
私なんかが行っていいのかという思いよりも、「これは行かなければならない」という思いの方が強くて、呼ばれるように、導かれるように12/15までの日々を過ごした。
KinKi Kidsに会えるのが嬉しくて、持っているKinKi Kidsのアルバムを繰り返し繰り返し聴いた。あの歌も、この歌も生で聴けるのだろうか。
早くドームに行きたくて仕方がなくて、なんの用もない14日にドームに行き、団扇を買って帰った。思いつきで行ったので大きな袋なんてあるわけもなく、雑貨屋さんで半額になっていた手提げを慌てて買った。「入れてみますか?」って聞いてくれた雑貨屋さんのお姉さんありがとう、バレバレでしたね…
「ああ、このドームの中にKinKi Kidsがいるんだ」と思って興奮が止まらなかった。
ファンの人たちがたくさんいて(当たり前だ)嵐のファン層との違いに新鮮さを感じた。主に服が、落ち着きのある人が多く、心の中で「お姉様…!」って呼びかけてた。
14日の夜、我慢できなくてTwitterを開いた。
そこには、泣きながら笑う屍が沢山あった。殺されたことは本望だと満足そうに倒れている屍が。
誰もが、「KinKi Kidsは大丈夫だよ」「KinKi Kidsは最高だよ」と言っていた。
長くKinKi Kidsを見てきた人がこう言うのだ。今のKinKi Kidsに合っている、素晴らしいコンサートなのは間違い無いと確信した。
彼らの中のとても大事な場所に、今でもジャニーさんはちゃんといるのだということもわかった。
明日その場に居合わせることができることがどうしようもなく幸せで、緊張してしまって強張った体のまま眠った。夢なんて見てられなかった。
12月15日、ドームに向かう私は発狂しそうなのを必死に堪えている状態だった。心臓はドクドクと鳴り打ち、口の中は乾き、どこを見ていいか分からなくなり、挙句こんなブログを書き始める始末。(ここらへんの文章は行きの電車で書きました)
団扇持った?ペンラはないし(KinKi初参戦なので)後は…
イヤホンを忘れたので「道中でKinKi Kidsを聴いて気持ちを高める」という私の予定はぶち壊され、脳内で恋涙をかける。(私の大好きな曲の一つは恋涙です)
会場時間から入れば演出が観れるとのレポを見たので3時過ぎにはドーム到着。
一緒に入ってくれる友達(私がキンキ沼入りしてから初めて会う)に近況報告もせずにKinKi Kidsに会える高揚感を語り、ドン引きされる。
いざ入場。私にとって最初のドラマはここにあった。
まあ確かに、QRコードが来た時から胸騒ぎはしていた。ゲートが、24だったから。
東京ドームの24ゲートは知る人ぞ知る(?)良席多発ゲートである。もしかして近いかもしれない。
結果、アリーナだった。
ありーーーーなああああああああ???????
ありいなってあのアリーナ?え?
席が坂じゃないとこ?平面???まじ????
私今まで行ったことあるコンサート、ずっと一回席の上の方だったんだけど?
KinKi Kidsに会えるだけで幸せなのに初アリーナ????私どっかで徳を積んでる???運ありすぎ??
ひええええええええ。
アリーナまで階段を降りていく道の途中、高揚感しかなかった。
席は、剛くんのタペストリーのド正面でした。ひいっ。画面が近い。ステージも近い。
ふと顔をあげると目が合うタペストリー剛くんの顔が良い。
噴水の演出も三回鑑賞できた。噴水が近い。曲が良い。私はHarmony of Decemberを使った演出が1番好きだった。
いざ、コンサートが始まる。
私はコンサート前日にレポをチラッと読んでしまっていたから、4曲目までのセトリは知っていた。あと最後とアンコール。そこまで見ちゃって真ん中は見ないようにしようと思ったから。
だから、一曲目が愛のかたまりなのは知ってた。知ってて、でもイントロかかってぞわぞわした。鳥肌が立った。
2人の姿を見て、叫んだ。
堂本剛がいる。堂本光一がいる。KinKi Kidsが、いる。
そして、彼らが歌い出す。
これが、KinKi Kidsの歌。
曲がいい歌詞がいい歌がうまい演出が良い。全部がひたすらに押し寄せてきて、ただため息をつくことしかできなかった。感嘆が、感動が、実感が、止まらなかった。多分ずっと口呼吸だった。
初めてKinKi Kidsを生で見た時に彼らが纏っていた衣装は、同じグループと思えないぐらい全然違うけど、でも鏡だらけの青いジャケットに白いフリンジのついたピンクのパンツはものすごく剛くんらしいし、金の装飾とラインストーンがたくさんついた赤いタキシードは光一くんらしかった。これがKinKi Kidsだって思った。
途中で、「同じ光でも鏡とラインストーンで対になってるんだな」と気付いて感動した。
剛さんが体傾ける→光一さん「眩しいわ!」の流れが最高でした。そのためのあの衣装ですか?(違う)
セトリほぼ知らなかった私は「恋涙とbonnie butterfly を生で聞いてみたいなあ、まあ無理かな」と思っていました。
結果、死にました。
両方あった。
あったどころか恋涙は銀色暗号とtopaz loveに挟まれていたし、薄荷キャンディーも薔薇と太陽もあった。
え????私のためのセトリですか?????
あと、剛くんのファンクが聞けた!これは予想もしていなかったので本当にびっくり。ENDRECHERIのコンサートに行かなきゃ聴けないと思ってたから、何だか二つのコンサートに行けたような気がする。
曲に関しては何もいうことはないです。私の想像を遥かに超える最高のセトリでした。
MCの光一さんが可愛すぎて…!
レポ見た感じだと初日が「この感じで剛くん大丈夫そう?」という感じだったのが、剛くんも大丈夫そうだと確信を得て、今日は2年ぶりにKinKi Kidsとしてコンサートができることにひたすらにはしゃいでいた。
「うっひょーKinKi Kidsのコンサート今できてるー!わーーーーい!!!うれしーい!!!!!!じっとなんかしてられない〜!!ひゃー!!!!」みたいな感じだった。あんなに嬉しさのエネルギーを持て余してる光一さんは初めて見た。あのままいったらでんぐり返しとかしてたんじゃないだろうか。
久しぶりに、「光一今日やばいから俺がしっかりせな」モードの剛くんを見た。懐かしかった。最近はずっと、必死な剛くんとそれを守る光一くんの姿だったから。今日の2人の姿が見れて、私は本当に嬉しかった。
まあ、途中何度も剛くんはしっかりモードを諦めてたけども。今日の光一くんは止める方が無理だよ。
相方正面とか雪崩顔って光一くんのための言葉かと思ってたけど、全然そんなことなかった。席的に剛くんがよく見えたんだけど、剛くんもめっちゃ光一さん向いてこっち見てくれないし、めちゃくちゃ雪崩れてた。ニマニマしてた。目尻が垂れてしょうがないって顔してた。愛しさしかなかった。
光一さんの見せ場と、剛さんの見せ場と、ジャニーさんのための空間と、KinKi Kidsらしさと、楽しくて仕方ないMCでこのコンサートは出来ていた。
光一くんのダンスは言わずもがな美しかったし、ターンが綺麗すぎて「はあやっぱりジャニーズだわ…」となった。
剛さんのギターはFNSで受けた衝撃通りはちゃめちゃに上手かったし、超かっこよかった。
ジャニーさんへのたくさんの「大好き」と「ありがとう」とちょっぴりの「寂しいよ」が痛いほど伝わってきた。
2人の歌声は2人のためにあるかのように感じた。やっぱり2人で歌っている時の安定感は尋常じゃないし、相性が良い。
なんの曲か忘れちゃったけど、一瞬2人が同じ振り付けで踊るところがあるんですが、ただひたすらに感動した。
2人とも、身体中から「KinKi Kidsとしてまたステージに立てるのが嬉しくて仕方ない」というオーラを発していた。
終わったときには、5公演くらい観たんじゃないかという心地よい疲労に襲われた。
衣装もすっごく良かった。どの衣装からもメッセージが感じられた。
光り方が違うけど2人ともよく輝いていてお互いを照らしあっている。
片方の翼が授けられた2人は、手を取り合うことで飛べる。
お互いがいることでより魅力的な自分でいられる。
ジャニーさんに光を与えられた。
行った人なら、どの衣装のことかすぐにわかると思う。
ジャニーさんの話も沢山してくれた。光一くんが「ジャニーさんのいないコンサートは初めて」「ドッキリだったらどんなにいいか」と言っていた。剛くんが「最愛の人」と言っていた。
2人を引き合わせ、ひたすらに愛してくれたんだね。ありがとう、ジャニーさん。
剛くんの歌う「君に会いたい いま会いたい どんな言葉よりも そばにおいで 君がいるなら ただそれだけで…」
がとても美しくて哀しくて、鮮烈に記憶に残っている。
アンコールの2曲目を歌う2人が瞳に涙の膜を張っていて、その姿に心を揺さぶられた。
私にはあの歌は、大切な人を亡くしたとき、仕事相手ではなく、友達としての相方に久しぶりに会えた、という歌に感じられた。
大切な人のために手を繋いで生きてきた2人が、大切な人を亡くし、それでも手を取り合って生きていくことに決めたんだね。このコンサートは、ジャニーさんに「これからもずっと2人で貴方を想って生きていくよ」という報告をする場でもあったんだね。
「2人が並んでいること、それが全て」と光一さんが言ってくれた。
「We're the ones」と高らかに、何度も歌う曲を剛さんが作ってくれた。
KinKi Kidsのつよいひかりが見えて、ひたすらに嬉しかった。
今の2人が歌うWe’re the ones を舐めてはいけない。あれは彼らの自己紹介であり、宣誓だ。
その覚悟が格好良くて、想いが美しくて、その先に待っているであろう未来が眩しくて、これからの彼らを待ち受ける世界と戦っていく2人が頼もしくて。
「大丈夫、これがKinKi Kidsだよ」というメッセージを、コンサートの中で何度発してくれたことだろう。私たち宛にも、ジャニーさん宛にも、何度も何度も。
ああ、なんで貴方達は私の欲しい言葉がわかっているんだろう。
なんで、必要なメッセージを、絶対にタイミングを間違えずに届けてくれるんだろう。
そんなのお見通しだよって笑われるかな。 当たり前だろって言われちゃうかな。
ありがとう、KinKi Kids。このコンサートに行けて、本当に良かった。私は幸せ者だね。
「今のKinKi Kidsなら怖いものなんてない」とは言わない。そんな嘘はつきたくないし、彼らはそんな程度じゃない。
今のKinKi Kidsなら、どんな怖いことがあっても乗り越えられる。
「どんな辛い未来が来ても 二人だったら乗り切れるさ」が、希望を見出すための言葉でなく、2人をそのまま表した言葉になった。
2人は、さらに進化した輝きを纏ったんだ。
お互いへの愛を再確認した2人は、ジャニーさんへの愛と、私たちへの愛を余すところなく示してくれた。
間違いなく、愛の時間だった。
ThanKs 2 YOU。TsuyoshiとKoichiの2人から、「あなたのおかげで」を伝えるコンサート。
ファンのおかげで、相方のおかげで、ジャニーさんのおかげで。
最高のコンサートだった。
満たされていた。何もかもが美しかった。
あの場に居合わせることができて、本当に良かった。
私はあなた達に出会えたおかげでこんなに幸せだし、あなた達に幸せにしてもらったおかげでまた明日から逞しく生きていくことができる。
ひかりのつよいほうへ歩いていける。
ありがとう、KinKi Kids。
KinKi Kidsにありったけの愛を。
2人の未来に溢れんばかりの幸せを。