「美しい」を定義する前に世界が美しいものであふれて困る

わあ好き!と思った事を書き殴るための場所です。書いた私も「正しさ」は信じていません。

私のヲタク履歴書①〜男性アイドルに興味を持つまで〜

自己紹介記事にも書きましたが、私は嵐が好きです。でもファンになるまでが割と変わってる気がするので、今回は私の今に至るまでのヲタク履歴書を。

 

1番最初にヲタクとしてハマったのは…プリキュアかな。

私には4歳差の妹がいるので、私と同じくらいの歳の子がプリキュアを見なくなる時期が妹のプリキュア全盛期だったんですね。だからなんとなくプリキュア離れできなくて、でも所謂「みんなが好きなもの」じゃなくなったものを好きでいる意識はあって。 加えて、母がだいぶ変わってて、「キャラクターのTシャツやおもちゃを買うぐらいだったらキャラクターソングCDを買ってあげるわ」という人だったんですね。値段と寿命の兼ね合いでしょうか。なので小学生の頃からキャラソンを聴き込む系の子供でした。その頃から活字中毒だったんで歌詞も声優さんの名前も技の名前もばっちり覚えました。伊瀬茉莉也さん。ばっちり。仙台エリさん。ばっちり。エメラルド・ソーサー。ばっちり。

 

そのあと妹の友達に布教され、姉妹でAKB48にはまりました。推しは今でも大島優子ちゃんです。そういえば朝ドラに出ますね!しかも主演は戸田恵梨香!見るしかない!(宣伝) ぱるる押しの時期もちょっとありました。私が初めて美容院で「この髪型にしてください」って見せたのはぱるるの写真です。なんかいい感じのボブになってました(美容師さんありがとう)

 

後は久織ちまき先生(イラストレーターさん)のファンになりました。今でも好き。

 

 

でも、男性アイドルだけはなかったんです。むしろ女性が男性アイドルを応援する理由がわからなかった。「髪型とかの真似できる所もないし、付き合えるわけでもないし」って思ってた。

知り合いに全く男性アイドルファンがいなかったってのもあるのかもしれない。プリキュア然りAKB然り人の勧めでハマったので。男性アイドルのファンってどういう姿勢でファンやるのかの想像もつかなかった。

だからジャニーズにも全く詳しくなくて、通学路に嵐五人の広告とかあっても「五つ子?」ぐらいの感じでした。今思うとなんて贅沢な通学路だったんだ…!

 

そんな中、中学でオケに入って、初めて「ジャニオタ」と出会います。

オケ入ったことある人ならわかると思うんですけど、オケって人が多過ぎて普通なら自分とは友達になり得ないような人と友達になるんですよ。私が巡り合った子もそうで、その子はファンである事を公言できるタイプの「翔潤担(腐)」でした。

 

私はBLとかカップリングとか未知の世界だったので、言ってることの意味がさっぱり分からなかった。でも好奇心だけは異常に強かったので、色々聞いてみました。しかし、彼女的にも自分が私のBLへの扉を開くのは忍びないと思ったんでしょう、いくら聞いても「知らなくていいから」の一点張りでした。

 

でも、そう言われると気になるじゃないですか。

私の周りはその子以外にもヲタクが多くて、会話はいつも「カゲプロ」とか「ヤンデレ」とか分からない言葉のオンパレードだったんです。それでイライラしてたら、(もちろんそれだけが理由じゃないけど)親が買ってくれたんですよ、文明の機器を。 そう、スマホです。

 

もう狂ったように検索し続けました。今まで取り残されていた話の内容がわかるのが面白くて。そこで翔潤を検索して、大体の内容を把握しました。腐女子の意味も大体わかったつもりになりました。(今思うと全くわかってなかったけど。)

※私自身は嵐をBLとして考えたことはないです。フィクションとしてなら、なかなかいい世界だなあーと思いながら読んだりはします。

同時にその頃、春休みにふとテレビをつけたら花より男子2の2話が再放送されてたんですよ。見ました。よく分からないまま見ました。そしてそのまま3話からを録画しました。

 

なにあのイケメン!と思って調べたら「松本潤」と出てくる。そうか、あの子が言ってた「翔潤」の片方の人だ…!

なんて邪道。でもこれが正直な感想でした。 当時はGoogleで「松本潤」と検索すると1番上にWikipedia、次にファンの方のアメブロが出てきたんですよ。(時代だなあ)

やっぱり異常に好奇心が強かったので「松本潤」という人のことが知りたくてとにかくアメブロを読みふけりました。1番古い記事から最新まで何百件も。活字中毒のなせる技。

 

あとは、naverまとめにも大変お世話になりました。 月1ギガだったので、情報源はもっぱらアメブロnaver まとめでした。youtubeなんてプレミアものでした。ギガが飛ぶったらありゃしない。Twitterはまだ市民権を得てなかったし。なので歌や踊りを見るより先にエピソードを知りました。

 

松本潤」を大体調べ尽くしたかなと思った頃、今度は「二宮和也」のブログを読み漁り始めました。 なんでニノに行ったかというと、人気ランキング上位の嵐ブログの中で、わたしが「この文章好きだな」と思えたのがニノ担さんのブログだったんです。 でもこのブログが「嵐の中ではニノいいな」と思ったきっかけなので、縁って不思議。

 

潤担さんのアメブロとニノ担さんのアメブロを読み漁り終わった頃にはさすがに五人の名前を把握しました。そうするとやっぱり五人でこれまでやってきたことが気になって、また色々と調べました。 調べていくうちにあの曲もあの曲も嵐だったんだ…!という衝撃を受けました。

小学校のマラソン大会で走ってる時いつも流れてた「走り出せ♪」という曲も、お昼の放送で生徒が好きな曲かけられる日にやたらかかってた「思い出ずっとずっと♪」という曲もそうだったのかと。マラソン大会にHappinessは間違ってると思うよ、先生。もう走ってるもん。

 

だから、私にとって全体像を把握したのは「翔潤→嵐→嵐の曲」の順です。なんて邪道…!(2回目)

この時の私は「嵐ヲタク」でした。「ファン」ではなかった。 やたら詳しかったし、コンテンツとしての面白さは感じていたけど「かっこいい」とか「会いたい」とか思った事なかった。

 

いわゆる新規ファンって「昔のことは知らないけど今めっちゃ好き!」という状態だと思うんですけど、私はその状態を一度も経験したことがないんです。

逆に、「ああ、それも知ってるこれも知ってる。でも別に好き!ってわけじゃないかな」って状態だった。

テレビも毎週見るわけじゃなくて、気が向いたらって感じだった。(テレビにトラウマがあってあんまりテレビ好きじゃなかったっていうのもある)

 

こんな状態で「嵐に興味がある」と言って「この前のしやがれ見た!?」とか「誰が好き?」なんて聞かれても困るわけで。

だから必然的に黙ってたし、私にとって嵐は「一人で楽しむもの」でした。

 

あの時までは――

(長くなり過ぎたので②に続く)