「美しい」を定義する前に世界が美しいものであふれて困る

わあ好き!と思った事を書き殴るための場所です。書いた私も「正しさ」は信じていません。

Endless SHOCKを映画館で観た話②

〈光一と竜也〉

 

堂本光一上田竜也の関係性について。コウイチとタツヤの話ではないです。 SHOCK本編の話もほとんどしてないのでご了承ください。

2人がこうも強く信頼しあっているのはなんでだろうと思って考えてみました。私の憶測ばかりの駄文ですがご容赦ください。

 

上田くんが慕っている先輩として有名なのは翔くん(嵐・櫻井翔)でしょうか。上田くんの翔くんへの兄貴愛も私は大好きで、翔くんは上田くんにとって愛しくて尊敬して守ってあげたい人なんだろうなあと思う。

私は嵐ファンとしてその2人を見てきたから、上田くんが SHOCKに出ると決まったとき、実は光一さんを上田くんが慕ってくれるだろうかと思っていた時期もあった。上田くんの「尊敬できる先輩」の枠はもうないんじゃないか、って。

そんな懸念は杞憂だった。2人は、先輩後輩関係はそのままに、互いに信頼し合い、友情関係まで築いてしまったのだから。

 

堂本光一さん、あなたはすごい。技術と生き様で尊敬させ、華で魅せ、けれども接し方は「友人」だったのだから。

昨年のendless SHOCKのパンフレットでもたくさん話してくれていたし他の取材でも語ってくれていたけど、最初から、光一さんは上田くんにとてつもない信頼を置いていた。光一さんは上田くんを「後輩」として見ていない気がする。だってあれは、友人に向ける信頼だ。「あいつなら任せられる」「あいつはよく考えてる」「すごく信頼している」「タツヤならやってくれる」そういう言葉をたくさんかけてくれた。コウイチとタツヤが出会う前から、光一さんは上田竜也を信頼してくれていた。

「信じなければ信じてもらえない」というのは光一さんの信念のようなところにあって、見ているこちらが心配になるほど光一さんは目の前の相手を信じる。でも、その賭けはほぼ毎回うまくいく。なぜか。極限まで己を磨いた光一さんが、全て光一さんの責任で相手を信じるからだ。信じることの説得力が違う。

もし当てが外れても、裏切られても、「それは俺の責任」と腹を括って信じてくれるからだ。無責任な放任とは訳が違う。

そんな信頼をされたら、人はできる限り答える。そうして光一さんの周りは太い絆で結ばれていくのだと思う。

多分、その期待に応えられなかった人もいると思う。でも、私の知る限り、光一さんが誰かを切り捨てているのを見たことがない。誰かが過ちを犯しても、指導のための叱りにとどめ、責任は自分が負い、再挑戦のチャンスを与える。そんな人を誰がもう一度裏切れるというのだろう。

それでもなお結果光一さんの元を去っていく人がいたとしても、光一さんはそれすらも「俺の責任」と言うのだろう。そして去りゆく人のその背中を最後まで見送るのだろう。つくづく、すごい人だと思う。

光一さんのもう一つのすごいところは、理解し信頼しても下手に共感したり自分を引き合いに出したりしないことだ。「お前はそうだよな」といつも言う。「俺だってそうだよ」は言わないようにしている、気がする。上田くんが「怖がられる」「誤解されやすい」と話しても、間違っても「俺だって誤解されやすいんだよ、この前もさ…」などと語ったりしない。「それでも俺はお前を信じているよ」と背中で教えてくれるのだ。

そんなあなたがendless SHOCK 20thに熱望したのが上田竜也だった。

 

 

上田竜也さん、あなたはすごい。私は SHOCKで初めて上田竜也という人の人間性を知ったから、 SHOCKにおいての上田くんについてしか語れないけど、  SHOCKというカンパニーを通して見る限り、あなたはすごい人だ。

上田くんは相手が誰であろうと、自分が納得いかないことを問題提起する力がある。「これはおかしいんじゃないか」「ここが不明瞭だがどうしたらいいのか」そうした疑問を打ち立てて、 上田くんもSHOCKを形作ってくれたことを、光一さんはいろいろなところで私たちに教えてくれた。問題提起に必要なのは現状を把握できる視野と、環境に押し負けずに口火を切る勇気だ。上田くんにはその両方がある。「視野」と「勇気」。上田くんの強みだ。

上田くんは、妥協がない。限りなく上を目指す。自分の美学に従って努力を重ねることができる。そしてその積み重ねた努力を、自分が信じられる人にどれだけでも捧げることができる。自分自身を捧げるのではなく、自分の努力を捧げることができる。ここは結構上田くんの肝だと私は思っていて。信じられる相手に自分自身を捧げてしまう人は多くいるけど、そのせいで自分を見失ってしまうことも多い。でも上田くんは、自分を確かに持った上で、「自分の努力」を相手に捧げてくれる。並大抵の体力と精神力ではできない。本当にすごい人だと思う。

上田くんは信じられたときにものすごい力を発揮する人だ。もしかしたら、今までうまく信じてもらえなかったことがあったのかもしれない。本当に言いたいことをわかろうとしてくれる人なんてそんなにいなかったのかもしれない。今まで孤独で、でも自分を曲げるよりはいいと孤独に歩いてきたのかもしれない。だからこそ、信じてくれる人にはどれだけ返しても足りない恩義を感じるんだろう。そんな上田くんの前に、「信じなければ信じてもらえない」と真正面から向かい合い、信じ切ってくれた先輩がいた。堂本光一だ。奇跡的な出会いだと思う。

 

堂本光一上田竜也。この2人は SHOCKを作る上で本当に相性がいいと思う。この2人が出会えて、この2人に友情が芽生えて、この2人が手を取り合って2020年を戦い抜いたこと、本当に嬉しく思う。

もちろん、他のカンパニーの皆様の協力あってこそだ。ビバさん、梅ちゃん、ふぉーゆーの2人、他にもたくさんの仲間達。彼らがいなければ何も、何も成り立たない。 SHOCKのいちファンとして本当に感謝している。その上でやっぱり、カンパニーの色を決めるのはコウイチとライバルだと思うのだ。そういう意味でこの2人が真ん中にあるカンパニーがこのご時世にあったこと、奇跡のようだと思うのだ。

 

 

 

本当に、Endless SHOCK 20thとEndless SHOCK Eternalをコウイチとタツヤで見れたことを本当に嬉しく思う。どうか、2月4日からの舞台もご無事で、完走してください。微力ではありますが、私も一日観劇させていただき、風を送れたらと思っています。

 

 

お読みいただきありがとうございました!