「美しい」を定義する前に世界が美しいものであふれて困る

わあ好き!と思った事を書き殴るための場所です。書いた私も「正しさ」は信じていません。

5000字きっかりKinKi Kids

字数制限ブログが夢だったのでやります!KinKi Kidsについてブログを書くのも夢だったのでやります!(勝手に宣誓)

ずっとKinKi Kidsについて書いてみたかった!!!!!!!

そもそもKinKi Kidsと私の出会いはと言うと、どっかでちょろっと書いたかもしれないけど、堂本剛突発性難聴になった頃です。あの頃、わたしはKinKi Kidsに「出会い」ました。知ってはいたけど知ろうとはしてはいなかったあの2人に、突然魅せられたんです。

そしてそれ以降ずっと、KinKi Kidsという存在の崇高さに恐れおののき、どういう存在なんだろうと考えてました。

その結果、答えが出たわけではないけどふっと思い浮かんだことを書きとめ、今回数が溜まったので加筆修正してKinKi Kidsのことだけ言ってる5000字にまとめました。5000字も書くことがあったことにびっくり。

長くファンだったわけではないので間違っているところ、「なに言ってんだこいつ」というところも多々あると思います。

「えっKinKi Kidsすげえ!」しか言えない謎の人外生命体と語り合う気持ちで読んでいただければ。

本当に思いつくままに書き留めたものなので文脈も何もあったもんじゃありません。お好きなところから読んでください。

あと字数制限のため敬称略で、名字が同じなので下の名前で呼び捨てさせていただいています。すみません。

 

Count start!

・「堂本剛堂本光一どっちが好き?」

最近KinKi Kidsさんの深すぎる沼に溺れかけているのですが、とりあえず堂本剛堂本光一どっちが好き?」という質問は「雪と富士山どっちが好き?」と同じくらい野暮な質問であるということはわかった。

いや、確かに「どっちの方が見ててグッとくることが多い?」とかそういう質問だったら答えられるかもしれない。でも「どっちが好きか」と聞かれるとなあ…。

雪単体でも儚く様々な姿を見せてくれて美しいし、富士山単体の雄大さや安定感も好きなんだけど私は「雪をかぶった富士山」が好きなんじゃあ!(聞かれすぎて荒ぶる筆者)

え?どっちが雪でどっちが富士山かって?言うまでもない!あなたが思い浮かべた方で正解です!

ちなみにこの「どっちがすき?」は私の「ジャニーズ邪道クエスチョン」の第1位に輝いています。

以下わたしの下書き箱の「ジャニーズ邪道クエスチョン」から引っ張ってきた文章なのですが、ちょっと熱量が入りすぎなので心の目で呼んでください。

 

一位

KinKi Kidsだったら堂本光一堂本剛どっちが好き?

あの、二人合わせてKinKi Kidsって言うんだよ。その辺から察して。

他のグループとは違ってKinKi Kidsだけ、「グループのメンバー」じゃないと思ってるんだ、わたしは。「KinKi Kids」の中に堂本剛堂本光一がいるのではなく、堂本剛堂本光一KinKi Kidsの材料だからさ。剛と光一の2人が揃って初めて「KinKi Kids」が存在するかしないかの話に入れるんだよ。

強いて言うなら剛と光一の間にある空気が好きなんだ。プレミア空気だよ。きっと酸素たっぷりだよ。わかるかい?(わからない)

剛と光一が離れてしまってもKinKi Kidsじゃないけど、剛と光一が密着してしまって「剛と光一の間」が存在しなくなったらそれもやっぱりKinKi Kidsじゃないんだよ。

すーごい分かり合えるのに隣にいないで遥か遠くから最低限の連絡を衛星通信でピピっと済ませてるような2人が好きなんだよ(もっとわかりやすく書いて)

 

・剛が光一に与える影響、光一が剛に与える影響

光一はXを入れたら必ずYが出る関数みたいな男で、それは光一のコンディションがどうであろうとXの質がどんなに悪かろうと必ずYにして返す信頼の男なんですよ。100万回Xを入れても100万回Yが返されるんですよ。ミスター関数

すごい男ですよね。どれだけ努力してどれだけ自分を鍛え上げたらああなれるのか。

でもその光一が、剛が隣にいるときだけ、関数でなくなるんですよ。Xを入れてもZが出たりするんですよ。堂本剛関数クラッシャー。だと思ってる。

でも、その壊し方が凄い綺麗なんです。見るも無残な姿になる事はない。なんて言うのか、剛がクラッシュした破片が噴水のように美しく舞うんだよ。

剛が隣にいると、安定感抜群だった光一の素というか本音というかまっすぐであったかいところがふと顔を出すんです。それが好きで好きでねえ、、、(おばあちゃんボイス)

逆に剛にとっても、光一の存在は影響します。光一が隣ににいるときだけ剛の行動に安定した軸が見え隠れするんですよ。ミスター関数が来ると関数クラッシャーにも座標軸が引かれるんですよ… なんていうのか、「なんか綺麗に曲がってる線」が「y=logx」になったりする感じ。(これ伝わってないな)

文系よりに書くと、「誰だかわからないけどいい感じのおじさん」が「イタリアの政治家」だと分かったりする感じ??

あ、近いかもしれない。KinKi Kidsじゃない時の剛は「堂本剛ということ以外マジで何も掴めない人」で、KinKi Kids堂本剛は「どんな人だかわかるけど、実際どんな人だかは掴めない人」って感じがする。


・「KinKi Kidsの時」と「KinKi Kidsでない時」の差から考える、「KinKi Kidsとは何か」

KinKi Kidsにいるときは剛にヴェールがかかってるんだよな。KinKi Kidsじゃない剛は「全部見えてて全部わからない人」だしKinKi Kidsの剛は「見せるところと見せないところがある人」という風に見える。ヴェールがなくてももちろん美しいし、ヴェールがあってももちろん美しい。しかしヴェールを被った状態はヴェールを被っていない状態とは共存し得ない。

剛と真逆なのが光一。光一は、KinKi Kidsにいるときは破れそうな薄い儚くて綺麗なヴェールを被ってるけど、KinKi Kidsじゃないときは艶やかで強靭なマントをなびかせている感じがする。

隣に剛がいない時の方が、光一が纏っている光が眩しくて硬いイメージがある。沢山の努力で華やかな技術を身に纏って闘い抜くイメージが。

一方でKinKi Kidsの時は、頑張りすぎると壊れてしまうような柔らかくて繊細な世界を守っている感じがするなあ。

裸orヴェールの剛と、ヴェールorマントの光一。いや、よく出来すぎだろ。

あと、剛の変化は野良犬とペット犬の違いに近いかもしれない。良くも悪くも。「生きるために生きてる」剛か「愛されるために生きてる」剛か。

どちらがいいかということではなくて、ただ「違う」としか言いようがない。

まあでも、生き方だったり世界の捉え方は自分で如何様にでも線引き・選択できるから、「生きるため」と「愛されるため」に線を引いた堂本剛は残酷だけどセンスがあるなと思うときもある。そこがイコールの人もいるわけだし。

ここまでの話だと、KinKi Kidsとは「剛と光一によって織られる、剛と光一を包むためのヴェール」ということになるけど合ってる?ねえこれ私の言いたかったことと一致してる?書いてると思いも寄らない方向に進むんだよな…(私の悪い癖)


・新規ファンの獲得から見る「KinKi Kids」というビジネス

「最近KinKi Kids好きになりました!」という人、

A、KinKi Kidsにハマる前から他のジャニーズを推していた

B、KinKi Kidsの2人±5歳である(現在35歳〜45歳)

のどちらかではありませんか?わたしの体感なんですけど、このどちらかに入る人めちゃくちゃ多いように思います。

(ちなみに私はAです。)

キンキのファンの方(図書委員って言うらしい)ってめちゃくちゃ良い人が多い印象があるけど、既にジャニーズに詳しい、或いは三十路を超えてる人が集まってれば妥当かもしれない、と思う。

KinKi Kidsのファンに「なる」ひとがほとんどジャニオタ或いは同年代であることは偶然ではなく、彼らのビジネスの戦略の一つであるように思います。

ビジネスの戦略、というと大げさかもしれないけど、例えば今10代受けする曲と40代受けする曲があったら彼らは40代受けする曲を選ぶだろうし、その曲によって同年代のファンが増えることもあるのではないか、という意味です。

で、このAとBをまとめるとどういう人たちになるかわかりますか?これ、合わせると「KinKi Kidsのファンじゃ無いけどKinKi Kidsを知ってる人」なんですよ。つまり彼らは、KinKi Kidsの存在自体をアピールしてファンを増やしているのではなく、KinKi Kidsとはどういうものかを訴えかけてファンを増やしている、ということです。

極端に言えば、

「ジャニーズ詳しくなくてどんなグループがあるか一つもわからなかったけどKinKi Kidsに目覚めてジャニーズに興味を持ち始めた!」という未成年

が最もレアケースなファンサンプルだと思います。

よく言えば、ミーハーなファンがいないというか。悪く言えば、盛り上がりや勢いが劣るというか。

でもこれは本当に良い悪いではなく「どういうファンとアイドルのあり方が好きか」という話になるので、私は「良い」とも「悪い」とも思わず、ただただ「キンキらしいなあ」と思う。

あ、でも、ビジネス戦略ではなく結果的にそういう状態を招いていただけだとしても、KinKi Kidsのビジネスモデルはめちゃくちゃ成功例だなあと思います。このやり方がとにかくいいというわけではなくて、彼らに合っていた、という意味で。

人やグループによっては、認知もしていなかった人をファンにつけることのメリットがとても大きいということもあるでしょう。

ただ、KinKi Kidsの場合は、ジャニーズとして生きる自らがその年齢の時にいいと思ったものを選び続けて、KinKi Kidsの沼の前で足踏みしている人の背中を優しく、でも勢いよく押す、というスタイルが向いていたのかなと思います。

ファンの人にもそういう傾向がある気がする。

 

KinKi Kidsは何故ジャニヲタに愛されるor「入ったら二度と出られない沼だ」と恐れられるのか

私の友達はジャンプ担なんですけど、「キンキは詳しく調べたら絶対にハマっちゃうけど新しい推しを作る余裕もお金もないから自制して調べないようにしてる」って言ってた。

すごくないですか?KinKi Kidsを詳しく知らない人にここまで思わせるKinKi Kidsって何者。

なぜKinKi Kidsはジャニヲタに愛されるのか?そして恐れられるのか?笑

それを検証するために作ったのが、私が独断と偏見で編集した、「ジャニヲタが大好きな概念」リストです。

皆さんの思い当たるものがあれば良いな!!

 

ジャニヲタの大好きな概念

・ふたりぼっち

・話さなくてもわかる

・他の人じゃやっぱダメだ

・お互いだけの共通認識

・歴史の共有

・背中の預け合い

・不意打ちの本音

・分かり合えないが絶大な信頼を寄せてる

・神聖×一流

・属性過多

・関係性は緩やかに変化

・相手への想いは不変だが表し方が変わった

・憧れ合い

・なりたいとは思わないけど尊敬してる

・片方が激弱になるウィークポイントがあるけどそれは相手のストロングポイント

・文系×理系コンビによる思考の補い合い

・俺しか知らないお前

・同じくらい素晴らしいが良さの種類が違う

・定位置が安定×揺らぎが安定

・アイコンタクトは必要最小限(しなくてもわかることが多い)

・数少ないがプレミアスペック×マルチなスペック過多

・ふと相手のことを考える

・尊敬・尊重し合っている

・通常時の安定感×非常時に強い

・多様な経験を積む×継続は力なり

・相手をよく見ているらしい(自覚なし)

・嘘が上手×秘密が上手

・お前がいなかったら今の俺はない

・寄り添ってなきゃダメだった

・正反対に見えて紙一重

・シンメ

・君に傷がつかないためなら僕の傷なんてどうだっていい

 


はい、お察しいただいたかと思いますが、このほとんどをKinKi Kidsは持ってるんですよ…。すごすぎ…。私の独断で判定したところ、32個中18個はKinKi Kidsに当てはまると断定できました。他もかなりグレーゾーンでした。

KinKi Kidsはなぜジャニヲタを虜にするのか?

私は、それは「ジャニヲタが大好きな概念」をずらりと揃えているからではないかと思います。

概念ってすごく強いんですよ。外見や特徴を軽く飛び越えてくるんですよ。「タレ目だから好き」より「末っ子だから好き」の方が「好き」が長続きしやすいんですよ。どんなに強く金髪の相方は黒髪だろと思ってても、金髪と青髪がお互い信頼し合ってたら何も言えないじゃないですか。(書いてて身に覚えがありすぎてつらい)

この「概念」という最強ポイントでぎゅっと掴んでくるから、ジャニヲタにとってKinKi Kidsは「強い」のだと思います。

 

・「KinKi Kidsのどこが好き?」

ああ危ない危ない。考察ばっかりして好きなところを書いてなかった。

まず、曲がいい。私がKinKi Kidsに堕ちたきっかけはCDだという事実が如実に物語っている。

すごく良い曲揃いだし、彼らの声に合っている。マイナー調が似合うとよく言われているけれど、マイナーの中でも色々駆使してる。なんかほら、ボルドー色のマイナー調とウルトラマリンブルーのマイナー調の音があるじゃないですか。(伝わらない)

そしてそれを歌う2人は声がよくて歌が上手い。っかーー!聞き惚れないわけがない。

メリハリのあるほわっとしたおしゃべりも大好きだし、垣間見えまくっている互いへの信頼も大好き。

これからもそのままでいてね。

Count finish!

 

ああ楽しかった!なんの脈絡もなく書き連ねてしまいましたが、もっとKinKi Kidsに詳しくなったら読み返して添削したいな。

後半字数が足りなかった!悔しい!でもキンキの良さは長年のファンの方の方が知ってると思うから知りたい人はそういった方の文章を読んでください…。

 

お読みいただきありがとうございました!